マイクスターン東京公演のギター、エフェクター、アンプ使用機材レポート
BlueNote東京で開催された、マイク・スターン・バンド with ダニー・ウォルシュ and エドモンド・ギルモア featuring 神保彰 のライブの報告をさせて頂きました。
この記事でマイクスターンの機材をウォッチします。
ギターはもうこれ1本で勝負という感じので、YAMAHA のマイクスターンモデル。
現行の市販モデルはPACIFICA 1611MSですが、フロントピックアップのボビンがゼブラカラーなのに対し、ご本人のギターはブラックボビンという外観上の違いがありますので、拘りの方は交換?されるのかな、、、、
サウンドハウス – YAMAHA ( ヤマハ ) / PACIFICA1611MS Mike Stern Model
でマイクスターンは99%フロントピックアップで演奏されていました。
唯一リアピックアップの音が出たのは、終盤のジミヘンの曲の演奏で、盛り上がってセレクタースイッチに手が当たったらしく、5秒だけリアピックアップの音が出ていました。。。
で、そのフロントピックアップはSeymour Duncan SH-1n 59と言われていますが、よく見るとリバースで(Symour Duncanの文字が逆さまで、アジャスタブルポールピースがブリッジ側)取り付けられていました。
以前の写真や動画を見るとリバースされているのが判ります。
サウンドハウス – SEYMOUR DUNCAN ( セイモアダンカン ) / SH-1n 59 Neck Black
SeymourDuncan PU セイモアダンカン ピックアップ SH-1n '59 BK 単芯(ネックポジション用) 【国内正規品】
アンプはFender Twinのブラックパネルでビンテージでは無さそうなので、65 TWIN REVERBなのでしょうかね、、、

マイクスターンの必須アイテム、YAMAHA SPX90でステレオに分岐されています。
パッチ番号23番、ピッチシフターになっているのは皆さんご存知?の通りです。
サウンドハウス – FENDER ( フェンダー ) / ’65 TWIN REVERB ギターアンプ
ショーが終わった時点でせっかくの最前列なので、エフェクトボードを撮影させて頂きました。
ペダル類は全部BOSS!それを更に純正のペダルボードのBCB-60にマウントしています。
順番は以下の通り。
- BOSS TU-3 チューナー
- BOSS SD-1W SUPER OverDrive
- BOSS DA-2 Adaptive Distortion
- BOSS MO-2 Multi Overtone
- BOSS DD-3 Digital Delay
- BOSS DD-3 Digital Delay
BOSS Harmonist PS-6もボードに置かれていましたが、接続されていませんでした。
演奏している時観察していると、
- DD-3の1台が常時ON
- SD-1Wの使用頻度が高くソロの時ONしてリッチで太い音に
- DA-2はオルガン的?シンセ的?なサウンドを作る時にONという感じ
- MO-2は煌びやかなボーカル的コーラスを表現している感じでしょうか
- DD-3の2台目は、多重ディレイをアクセントでONという感じです。
ちなみにこちらが2018年のエフェクトボードを説明した動画。この時もアンプはTwinReverveなんですね。
その時と今回の公演の違いは、
- Keeley Mod のSD-1 →今回 Waza SD-1Wに
- BD-2 → DA-2に
という感じでいずれも歪み系のエフェクターが入れ替わっているようです。
また、Keeleyモッドから純正のBOSSになっているのが日本人としては嬉しいですね!
ところで、SD-1WだけがアナログでDA-3とMO-2はBOSSのデジタルMDP DEEP Driveが採用されたデジタルペダルですのでどうせならマルチエフェクターで良いのでは?とも思いますが、マイクスターンの細かい拘りがあるのは確実です。
マイクスターンは、上の動画でも人間のボイスのようなサウンドを出したいと言っていますが、エフェクターやアンプも随時入れ変えれらているようですね。
ちなみに、BOSS DA-2 Adaptive Distortionは以前に生産終了していて新品確保はむずかしいと思います。
また BOSS MO-2 Multi Overtoneも生産完了しているようですが、未だ新品は手に入るようなので、マイクスターンをシミュレーションしたい方は、見つけたらお買い上げになっていた方が良いかと思います!
サウンドハウス – BOSS ( ボス ) / BCB-60
サウンドハウス – BOSS ( ボス ) / TU-3 クロマチック・チューナー
サウンドハウス – BOSS ( ボス ) / PS-6 Harmonist
いかがでしょうか?
通常、アッシュボディのテレキャスターはリアでジャキジャキリズムを弾いて、フロントのハムでジャージーなギタートーンを作る、、、という感じだとおもいますが、マイクスターンは100%フロント、しかも音創りとしてはピッキングアタックが殆ど出さない、ディストーションペダルをONに高音を抑えた滑らかトーンにされていますので、なるほど人間の声を目指しているのがよく判りました。
YouTube等でPACIFICA のマイクスターンモデルのレビューされている方は、パワーで押し切る弾き方されているのを見かけますが、マイクスターンを目指すならまた別な弾き方があるようですね!!
勉強になりました!マイクスターンモデル欲しい!!
ではでは
25th Avenue LA Trio (Featuring Abraham Laboriel & Russell Ferrante)