AdobeがPhotoshop等の主要アプリーケーションを「Creative Cloud」に移行
Photoshopなどそのライセンス価格が高価であると訴訟まで出されていたアドビ製品ですが、そのライセンスサブスクリプションをクラウドに移行するということです。
Adobe Systemsは米国時間5月6日、同社のソフトウェア「Creative Suite」(CS)の次期バージョンをリリースしない予定であることを発表した。月額50ドルで提供される「Creative Cloud」(CC)などのサブスクリプションプランへの移行に伴う措置で、同社の事業および顧客にとっては大幅な変更となる。
Via : アドビ、次期「Creative Suite」リリースせず–「Creative Cloud」への移行を発表 – CNET Japan
クリエイティブクラウドのシニア・マーケティング・ディレクター、スコット・モリス氏は6日開催した年次会合で「アドビは100%クリエイティブクラウドに移行する」とし、クリエイティブクラウドの最新版は6月17日以降、定額制サービスの加入者のみが利用可能になると説明した。
新たなクリエーティブクラウドの利用料金(個人向け、年間契約)は月額49.99ドル(約5000円)。日本でも5000円で提供する。利用者はデータセンターにファイルを保管し、パソコンやスマートフォンなど複数の情報機器で作業するといったサービスも利用できるようになる。
私も、Creative Cloud仕事で使っていますが、確かに、個別で購入するととても高価なソフトを自由に使えるのは良いですね。
一方で、アドビのクリエイティブ系ソフトですが、把握出来ないくらいの種類あり、その用途も細分化されている反面、用途が重複していたり、連携が必要な場合が多い(というか殆ど)ので、個別に購入するのは非現実的だったのも事実だと思います。
それと、人間の仕事する時間も限られていますので、ソフトウェアの数で課金するより、ユーザー単位で使用しているソフトを管理してライセンスして頂く方が、納得出来るということですね。
勿論、アドビさんにとっては、新製品をリリース直後だけ売れるというパターンを脱却することが出来ると思いまし、そのための定期バージョンアップというお互いに無駄な儀式や投資も無くなりそうなのは良いことだと思います。