ニコンのAndroidカメラでMicrosoftににライセンス料支払い(゚д゚)ウマー
ニコンが昨年9月に発表した、Android OS搭載のデジタルカメラ Nikon COOLPIX S800cですが、なんとGoogleでは無く、マイクロソフトにライセンス料を払う契約を結んだそうです。
米Microsoftは2月21日(現地時間)、ニコンと特許ライセンス契約を結んだと発表した。ニコンが製造・販売する米GoogleのAndroid搭載カメラについて、Microsoftが特許使用料を受け取る。金額などの契約の詳細は公表されていない。
Via : ニコン、Android搭載デジタルカメラでMicrosoftにライセンス料支払い – ITmedia デジカメプラス
こちらがマイクロソフトの公式リリーズ文
マイクロソフトとニコンは、無線機能付きカメラやRAWデータ処理技術分野での協業を中心とする、高品質で最先端の消費者向け製品の市場展開において長期的な協力関係を築いてきました。両社は、今回の特許クロスライセンス契約が、デジタルカメラ等の消費者向け製品の利用者やお客様に多大の利益をもたらすものと考えています。それは、相互のテクノロジーを活用したオープンな開発を通じて、新たな機能や製品を市場に提供することが可能となるからです。
これまで同様のライセンス契約として以下の企業とも締結しているということです。
- アルパイン株式会社
- 富士ゼロックス株式会社
- 株式会社ケンウッド
- 京セラミタ株式会社
- LG Electronics
- 日本電気株式会社
- Nortel Networks
- Novell Inc.
- オリンパス株式会社
- オンキョー株式会社
- HOYA株式会社PENTAXイメージング システム事業部
- Samsung
- セイコーエプソン株式会社
- 日本ビクター株式会社
半数以上が日本企業ということで、マイクロソフトとどのようなクロスライセンスを交わしているのか、興味あるところですね。
こちらはシャープとのライセンス締結リリース。exFATに関してのライセンスだそうです。
exFATは、音声動画メディア等の大容量ファイルに適しており、デスクトップPCと他の電子機器との間において容易にファイル交換をすべくシームレスなデータポータビリティを実現する最新のファイルシステムです。exFATは、その先行のFATファイルシステムを改良したテクノロジであり、フラッシュメモリーデバイスが格納可能なファイルのサイズを大幅に(先行テクノロジと比較して5倍以上に)拡大し、ファイルのアクセス速度も大きく向上します。
Via : マイクロソフトがシャープとライセンス契約を締結
Microsoftは最近、米国GoogleのモバイルOS「Android」に関する特許契約の締結を推進しているが、今回のニュースは、MicrosoftがLinuxに関する主張を放棄していないことを示している。Microsoftは2007年以降、Linuxに関するライセンス契約の締結を発表してきた。契約相手は、SUSE Linuxを手がけていた米国Novell(現在は米国Attachmateの傘下)、米国Linspire、日本のメルコ(バッファローの親会社)、日本の富士ゼロックス、韓国Samsungなどだ。
Via : マイクロソフトとカシオ、Linuxなどに関する特許クロスライセンス契約を締結 | 訴訟/知財問題 | トピックス | Computerworld – エンタープライズITの総合ニュースサイト
AndroidのベースになっているLinuxとMicrosoftも関係あるようですね。
マイクロソフトは多くのAndroid端末メーカーに対し、Windowsに関する特許についてのライセンス使用料支払いを強要し、なかには法的手段に訴えたケースもあった。2010年10月に同社がモトローラを相手取って米連邦裁で起こした訴訟はそのひとつで、また米国国際貿易委員会(U.S.International Trade Commission:ITC)でも同様の訴えを起こしている。
マイクロソフトは、Andorid端末1台につき数ドルのライセンス料を受け取っているそうで、世界中で年間数十億台売れ、更に将来は増加するという状況で、かなりの利益を得ているということですね。
流石マイクロソフトということでしょうか。