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ギター

衝撃!ギブソン・ギターに当局が捜査&差押のニュース・・・・

ギブソンギターが木材の不正輸入の疑いを掛けられFBIにガサ入れされたというギターな人にとっては衝撃のニュースが流れました。

 レス・ポール氏(写真。本名:レスター・ウィリアム・ポルスファス)が開発したその名も「レス・ポール」などで有名な老舗ギター・ブランド、ギブソンの工場に、先日FBIの捜査が入り、木材やファイルなどの差し押えが行われた。

Via : ギブソン社に捜査! 環境保護問題の波でギター業界に危機 | 映画・エンタメガイド ミュージック

Federal agents have raided the Gibson Guitar factories and offices in Memphis and Nashville, seizing several pallets of wood, computer data and guitars.

Via : Gibson Factory Raided By FBI | News @ Ultimate-Guitar.Com

ちなみに、この捜査は今回が最初の出来事では無いようです・・・・

去る8月24日、アメリカ野生動物局(FWS:Fish & Wildlife Service)は、ナッシュビル、メンフィス、テネシーの3ヵ所のギブソンギターの工場をレイシー法違反の疑いで再び家宅捜索し、ギター材料の黒檀、紫檀を押収した。FWSは2009年にギブソンギターのテネシー工場から黒檀を押収し、現在公判途上にある。これまでの公判で、ギブソンを有罪とする有力な証拠が提出されているが(本ブログ7月13日付記事参照)、ギブソン側は罪状を否認する姿勢を崩していないようであり、今回のFWSの強硬な姿勢が同裁判にも大きく影響しそうである。

Via : レイシー法がギブソンギター社を追い詰める~アメリカ野生動物局の強硬な姿勢に法の精神を見る! – 鳥取環境大学環境マネジメント学科 | 鳥取環境大学環境マネジメント学科

但し、捜査に入ったのはFBIでは無く、 U.S. Fish and Wildlife Service(アメリカ合衆国野生動物庁) の捜査ということですが、捜査の内容としては、、マダガスカルの自然保護区で不法に伐採されたエボニー材を入手していた疑い、またそれ以外の地域での不法伐採木材の輸入が行われた可能性もあるということです。

ギターな方ならご存知とは思いますが、エボニー(黒檀)は非常に固く密度が高く、導管が緻密でありスムースな表面で、塗装も必要無いことから、ギブソンレスポールなどの、指板に使われている高価な木材です。

その他、高価なギターにはレアなエキゾチックウッドが使われていることが多いので、今回のニュースは高級ギターメーカーの立場も危うくなるような事件かもしれません。

It’s not enough to know that the body of your old guitar is made of spruce and maple: What’s the bridge made of? If it’s ebony, do you have the paperwork to show when and where that wood was harvested and when and where it was made into a bridge?

Via : Guitar Frets: Environmental Enforcement Leaves Musicians in Fear | Postmodern Times – WSJ.com

ギターを所有されている方も特にオールドギターや高価なギターを所有されている方は海外に持ち出す時は注意した方が良いかもしれません。。。。
税関でギターをチェックされ、貿易が禁止されている木材が使われていると疑われただけで没収される可能性があるそうです。
例えば、ネックやボディがメープルやスプルース製などのギターでも、ブリッジ部に黒檀や象牙が使われている可能性がありますが、それを指摘されることもあるそうです。

勿論、これはギターだけの問題では無く、他の楽器も同様なのでしょうね。
勿論環境保護が大切ですが楽器歴史継承の狭間でちょっと気になるニュースですね。。。。。

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