GoogleがMotorola Mobilityを125億ドル(約9607億円)でGoogle+
グーグルがモトローラーの携帯分野の会社、モトローラーモビリティを約9607億円(円高でなければ1兆円!!)で買収したそうです。
。買収計画は両社間ですでに合意に達しており、買収額は12日付け終値に63%ものプレミアムを上乗せした、1株あたり40ドル。総額で125億ドル。これまで数々の買収劇を演じてきた Google ですが、今回は YouTube や Double Click、AdMob といった過去の事例も霞むほどの超大型案件です。
モトローラ・モビリティは、モトローラの携帯電話が分社化して、今年1月に設立された携帯電話メーカー。今回の買収について、グーグルCEOのラリー・ペイジ氏は、「両社の協力により、新たなユーザーエクスペリエンスが創造でき、Androidのエコシステム全体の勢いを加速する」とコメント。またこれまで通り、Androidはオープンなプラットフォームであり続け、モトローラ・モビリティの経営とグーグルのビジネスは分ける、としている。
全面的なAndroidパートナーであるMotorola Mobilityの買収は、GoogleがAndroidとモバイル・コンピューティングの全エコシステムに対しスーパーチャージャー的に活力を与えることを可能にします。ただしMotorola MobilityはGoogleからAndroidのライセンスを受けた企業としての地位にとどまり、Android自体のオープン性は以前と変わりません。GoogleはMotorola MobilityをGoogle本体とは別個の事業部として運営します。
Via : 速報:Google、Motorolaを125億ドルで買収―ラリー・ペイジ、「Androidのオープン性は維持される」
数日前、モトローラをめぐり、MS、アップル、オラクル、グーグルの話題がいろいろ流れていました。
こちらの予測はすばらしく的中しています。
Icahn氏は米国時間7月21日、米証券取引委員会に提出した書類で、Motorola Mobilityの特許ポートフォリオにかなりの価値があると考えていることを明らかにした。同氏は、業界でこうした知的財産に対する需要が高まっていることを考慮して、Motorola Mobilityはその価値を実現する方法に目を向け始めるべきだと述べている。これはウォール街の言葉で、特許ポートフォリオ売却の可能性があるという意味だ。
またアップルは、グーグルの動きを察知していたということでしょうか?
AppleがMotorola Mobilityの「XOOM」のデザインをめぐり、欧州連合(EU)に訴えを起こしていたと、ブログ「FOSS Patents」が米国時間8月10日付の記事で伝えている。
Googleが米国際貿易委員会(ITC)に対し、Microsoft対Motorolaの訴訟で、Microsoft側証人の1人である専門家に証言させないよう求めている。この証人が「Android」OSのソースコードを見たからだという。
Via : グーグル、Androidソースコードを見た人物の証言阻止をITCに要請–MS対モトローラ訴訟 – CNET Japan
allthingsDなど色々な記事が出ていますが、グーグルがアンドロイドOS潰しの組織的陰謀と主張するマイクロソフト、アップル、オラクルなどの連合による Novellなどのパテントの共同購入やHTCバーンズ&ノーブル、モトローラなどのアンドロイOSへの各社の権利の主張と料金請求などの深刻化はまるで子供の喧嘩の様相を呈しています。特にHTCに料金を請求しているマイクロソフトとグーグルのGoogle Chief Legal Officer David Drummond 氏の間のやり取りは凄いです。
Via : <プラットフォーム>まるで子供の喧嘩、グーグルはパテントによるアンドロイドOS潰しに対処せよと主張!!: SNS,ソーシャルネットワーキング.jp
今後、Googleはモトローラの資産を生かし、アップルのようなプロダクトを自ら世に送り出す企業になるのでしょうか?
また、アップルに対抗するということならAndroidやChrome OSがモトローラをターゲットにしたシステムとなるのでしょうか?