KTM 125 Dukeのインプレッション記事「本当にこれ、45万円でおつりがくるの?」
KTM-Japanの公式サイトのブログ“オレブロ”にジャーナリスト松井 勉氏のKTM 125 Dukeのインプレッション記事が掲載されています。
125 DUKEの試乗時間前にディスプレイ用のバイクをじっくり観察した。通常、125クラスといえば市街地でのコミューター、あるいはビギナー向けのローコスト型。スポーツバイクファン目線で言うと食指が動く対象ではない場合がほとんど。 ところが、この125 DUKEときたら、隣に690DUKE Rが並んでいてもまったくひけをとらない質感を持っている。もちろん、外観だけではない。KTMのストリートバイクに共通するチューブラースペースフレームのパイプはクロームモリブデン鋼を使った物だし、前後のサスペンションはWP製。前後に履くタイヤもラジアルだ。ブレーキ関係も、イタリアのブレンボがインドで立ち上げた現地法人が造るもので、デザイン、技術はブレンボ譲りのバイブレ製。安っぽい部分がない。
場所は千葉県 袖ヶ浦フォレストレースウエイで開催されたメディア向けにKTMの“フルラインナップ試乗会”
一周2.4キロのショートサーキットとのことです。
◆外観、デザイン、質感
隣に690DUKE Rが並んでいてもまったくひけをとらない質感
安っぽい部分がない。
チューブラースペースフレームのパイプはクロームモリブデン鋼
φ43mmというインナーチューブを持つフロントフォークを普通の125クラスのバイクは使わない
前後のサスペンションはWP製
前後17インチラジアルタイヤ
ブレーキはイタリアのブレンボがインドで立ち上げた現地法人が造るバイブレ製
ピンクのナンバーを見なければバイク通でも125とは解らない
タンクの存在感が大きいがニーグリップする部分は実にスリム
125クラスのバイクにあるサスペンションのチープな沈み込み感がない
ビッグバイクのような質感
スイングアームのデザインや、エキゾーストパイプ、エンジンハンガーなどの形状など、本当にニクイ設計
◆操作系
メーターの表示項目が多い
ハンドルスイッチが内部に照明を持ち視認性が確保される
◆エンジン
低い回転数から力がある
短い直線でもスピードの乗りがいい
100キロ近くになるとさすがにその上昇は鈍るが潜在的なポテンシャルはまだある「絞られている」と思う。
◆ブレーキ
ブレーキ一連の操作が思い通り
リアブレーキも操作性がよく制動力も充分
◆フレーム
車体の造りがしっかりしているところが印象的
バイクとの一体感も抜群
ものすごく軽いビッグバイクに乗っているような安心感と楽しさ
本当にしっかりしているのでハイペースのコーナリングにも不安がない
エンジンが物足りないとかつまらないという感じがない
◆まとめ
とにかく面白い
インドで生産することでコストを抑えたKTM設計のバイク
125DUKEが45万円でおつりが来る、という事実は驚愕
ビッグバイクライダーにこそセカンドバイクとして乗って欲しい一台だ
ということで、KTMの公式記事であることを差し引いても125 Dukeはこれまでの国産バイクでは得られない面白さを45万円以下という価格で得ることが出来る素晴らしいバイクのようですね。
こちらがKTM 125 Dukeの公式ページ