F1開幕戦HRTは日の丸を掲載
来週末25日からオーストラリアのメルボルンでF1グランプリが開催されます。
元々開幕戦だったバーレーンが政情不安でキャンセルされたということで、オーストラリアが開幕戦になりました。
開幕前のテストに参加することなく、そのエントリが不安視されていた、ヒスパニアレーシングが、日本を応援する為の日の丸を掲げて出走するという発表を行いました。
ヒスパニア・レーシング(HRT)が、大震災に見舞われた日本に対する支援として、25日(金)から行われるF1開幕戦オーストラリアGPで日の丸をクルマに掲載すると発表した。
またHRTのドライバーの二人リウッツィとカーティケヤンとも日本を応援するメッセージを表明しています。
11日に発生した東北地方太平洋沖地震に対して、オートスポーツWEBでは義援金を募るページを立ち上げ、レーシングドライバーに被災者へのメッセージを募ったが、これに対し、ヒスパニア・レーシングを通じてナレイン・カーティケヤンとビタントニオ・リウッツィがメッセージを送ってくれた。
「日本の人々は困難な状況にある。ショックを受けている。テレビを見ていることもできなかった。日本にいる全ての友人のことをとても気の毒に感じている。でも、彼らはこれまでよりも強くこの状況を乗り越えると確信している。彼らが元気になり、損害を最小限に抑えられることを願っている。彼らは強い人々だし、比類のない尊さを持っているのですぐに復興すると確信している。このような出来事が起こったときは、世界がひとつにならなければならない。全ての国が可能な限り手を尽くして支援することを願っている」
「この1週間、日本から届いてくるニュースには驚き、とても心配している。2002年にはフォーミュラ・ニッポンで走っていたし、日本には友人がたくさんいるんだ。友人の何人かとは話すことができて、幸いなことに彼らは無事だった。被災者の皆さんに、心からお見舞いを申し上げる。僕たちの心は皆さんとともにある」
HRTの方も大変そうですから頑張ってくださいね!
全12チーム中、最後の発表となったHRT(ヒスパニア・レーシング)の2011年新型車『F111』だったが、パーツの搬入が間に合わないという理由で、シーズン前最後となったバルセロナ合同テストでも結局1周の走行もすることはできなかった。
こうしたことから資金難に喘ぐヒスパニアは、あと2週間足らずに迫った今季開幕戦オーストラリアGPにも間に合わないのでは、との観測が広まり注目を集めている。