Lenovo ThinkPad大和事業所見学ツアーレポート:その1
7月2日大和事業所見学ツアーに参加しましたので、ご報告いたします!
実は今年3月「ThinkPad レビュー・コンテスト – We Love ThinkPad」に参加させていただきた記事が「入賞」を頂きました。
こちらの記事です。
で、このコンテストの最優秀賞および優秀賞の副賞が今回の「大和事業所見学ツアー」だったのですが、なんと「入賞」だった私もなんとか参加させて頂けることになりました。レノボ様ありがとうございます!
レノボ大和事業所は、田園都市線中央林間駅から歩いて10分くらい、IBMの大和事業所の中にあります。
場所はこちら
ロビーに到着して広い建物の中を移動し、5階のイベント会場に到着。かなり広い!
ということでここからレポ!
◆イベント会場はレノボだらけw
流石にレノボレビューコンテストの優秀賞のブロガーの方の集まり!真っ黒のレノボだらけ!
しかも、レノボ様の会議室にはこんなふうに、ThinkPad用の電源コードまで出ているじゃぁありませんかっw
なので、私一人だけ真っ白なEeePCを取り出しして机の上に置くのは、あまりにも場違い感120%、しかも当日はUst中継もされているそうではありませんかっ!
なので、しょうがなくiPadでメモ取ることにしましたorz(やっぱりキーボードはほしいよねw)
◆製品開発統括 田保様 Thinkpad Inside Story
・大和研究所の役割とは
何と、全世界で販売されている全てのThinkPadシリーズの開発拠点がここレノボ大和事業所なんだそうです。
IBMの時代からThinkPadシリーズの開発拠点だったのですが、実はもうすぐ、横浜のみなとみらに移転するそうなのです。
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/06/24/064/index.html
ということは、今回の見学ツアーはIBMとAppleで共同開発されたというPowerBook 2400cを設計した伝説の大和研究所を見学出来る最後のチャンスだったワケですね!
更に、レノボ大和事業所の役割としては、ThinkPadの開発だけにとどまらず、インテルとの先進共同研究や、業界標準の策定など多岐に渡ってノートPCの研究と発展に尽くされているそうです。
・ThinkPadの歴史
天の川見たいな絵が綺麗w
ThinkPadはIBM時代から既に第四世代まで進化しています。
- 第一世代 ブランドの確立
- 第二世代 発展
- 第三世代 より高性能へ
- 第四世代 より楽しくバリエーションの拡充
IBM時代は仕事の道具として常に耐久性と高性能を追求し、BentoBoxと言われる黒い四角い箱の一貫したデザインを貫いて来たThinkPadは、第四世代にしてより親しみやすい機種(エッジシリーズなど)も追加することになったようです。
そして、その一貫したノートPC作りが様々な受賞履歴で実証されています。
しかし、デザインのバリエーションは増えてもThinkPadの守るべき伝統の耐久性と高性能は伝統を守ります。
キーワードとしては、プロの道具、無駄な飾りや装備は無く、耐久性に関しては他のどのノートPCよりもThinkPadだからこそという揺ぎ無い自信もあるようです。
しかし、一方で、使いやすい道具であるためには、プロでしか使えないものでは受け入れられないということで、常にユーザビリティも念頭に入れられてThinkPadは作られているとのこと。
またモビリティに関してもThinkPadシリーズの最優先課題ですが、相反する要素(軽量の要求に対する、バッテリや耐久性)も多く、常に最適のバランスを追求しているとのことです。
・Tシリーズに採用されている技術
ThinkPadだからこそ、堅牢性、データの保護、冷却、キーボードを重視
高性能化 ⇒ 基板の高密度化 ⇒ 基板の変形が大きな問題 となる
→マグネシュウムの骨組で、ロジックボードを保持するロールゲージ構造、基板部をフローティング構造にする、ホバーデザインの採用
筐体を強化して行くとマザーボードへのストレスが増えてしまう
マザーボードの変形を40%軽減
特殊な樹脂接着剤で固定→ストレスの低減
・ハードディスクの保護
ハードディスクを支えるのは、ネコの肉球からヒントを得た特殊な形状のゴム足
アクティプロテクションシステムはGセンサーを利用し、緊急時HDヘッドを退避する機能
・冷却
高性能化 ⇒ 発熱の問題 ⇒ ファンの強化 ⇒ 騒音が問題
音も無く飛ぶことが出来るフクロウの羽をヒント得た特殊な羽形状のファン
新しいモデルになるに従い、温度分布が均一化している
・キーボードの進化
従来から定評があるキーボードだが、それでも満足しない、常に進化させることを考えている
クリック感の向上を追求
PシリーズとXシリーズででユーザー層が違い使い方が異なるのでキーボードフィーリングに対する要求も異なる
→レノボは機種によってキーボードを個別に調整している
◆品質への取り組み
筐体のスキマを可能な限り詰めることで、うるさい音がしないように。
伝説となった拷問テストを行っているが、これも常にユーザの使い方について研究し、テスト方法も常に進化させている。
これまでの落下試験では顧客の使い方方を全てカバー出来なかった
例えば学生がバックパックに重い辞書と一緒に入れて走り回るようになった⇒今までに無い不思議な力のかかり方
◆宇宙に行けるのはレノボThinkPadシリーズだけ
これまで宇宙に行ったPCは全てシンクパットが使われている
これは国際宇宙ステーションの中の映像、全てThinkPadシリーズ
宇宙に行くのに必要なテスト項目をクリアしているのは、レノボのThinkPadシリーズだけ
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