試乗の列に並びながら、凄く気になったのがR6のエキゾースト音。
独自のショートマフラーから吐き出される音量は大したものです。
音量自体、アフターパーツとしてスワップしたマフラーくらいあります。コースの奥の方でシフトダウンしている音が鳴り響いてるくらいです。
当然、R1も含め、その他のバイクのノーマルマフラー音は正面でしか聞こえないくらいの音量です。
音だけでYZF-R6はその他とは違う雰囲気でした。
まず跨がって驚いたのは、そのコンパクトさ、、、、というか、凝縮感。
シャーシの中、カウルの中に様々なパーツがぎっしり詰まっている感じが伝わって来ます。
これはこれまで乗った国産のバイクでは感じられない感覚でした、というより、これに似た感覚はドゥカティの748R。しかし、4気筒のR6ではそれ以上の密度感。
跨がっただけで欲しくなるバイク、ひさしぶりです。
次にエンジンを掛けブリッピングして更に驚きます。
市販バイクのエンジンとしては違例のレスポンス、というか、開けた時のレスポンスもさることながらアクセルを閉じた時の回転の落ち方が半端では無い。
いや、例えば400ccのレプリカなど、同じようなレスポンスを持つエンジンはこれまでもあったでしょうが、600ccエンジンでのそのメカニカル音と排気音のミックスした感覚、まるで(ちょっと大袈裟ですが)テレビで聞くF1マシンを連想させます。
走り始めると、クラッチのキレが抜群。というか繋がる時もスパッと遊びなく繋がります。
ミッションもリッターバイクのようなガチャンな感覚が無く、それより、精度も高く、そのクラッチと相まってシフト操作も一瞬の出来事のように終えることが出来ます。
そのエンジン、廻した時も当然素晴らしかった。
切り裂くようなサウンド、高回転になるほど、普通の集合管であれば連続音になることろ、それが逆に爆発のパルス感を強めるという本当にF1エンジンのようなサウンドに一瞬逝ってしまいそうです!
シフトダウンした時も、レスポンスが良いというレベルでは無く。アクセルを煽るか煽らないか、まるで乗り手の操作を事前に察知しているかのごとく、その時の音もまたまた切り裂くシフトダウンサウンドを響かせます。
ハンドリングも、これまた、何でも出来る感覚に包まれます。
このまま箱根に乗り逃げしたいくらいでしたっ。
ああ、久しぶりに超気に入ったバイクに出会えたって感じで幸せでしたっ。
ちょっとホメすぎ?(^^;;;;
こちらは、もう4バルブなんですね。
YouTubeでの画像を見てそのサウンド楽しんでくださいっ!
Engine: 600cc, liquid-cooled, 4-stroke, forward inclined in-line 4-cylinder, DOHC 16 valves
Compression: 12:4:1
Fuel System: fuel injection w/38mm throttle bodies
Transmission: 6-speed w/multi-plate clutch
Dry Weight: 357 lbs.
1/4 Mile: 10.68 sec.
Horsepower: 110 bhp.
Torque: 45 ft.lbs.