ニューヨークで生まれた廃材からギターを制作するショップのドキュメンタリー映画【カーマイン・ストリート・ギター】が公開されるということです。
監督はRon Mannで、8月10日から公開ということです。
予告編・プロモーションムービー
海外のビデオクリップ
映画公式サイト
www.bitters.co.jp/carminestreetguitars/
あらすじはこちら
“NYグリニッチ・ヴィレッジのカーマイン通りにあるギター店。昔気質の職人と、パンキッシュな女性の弟子がギターを手作りしている。どこかで建物が壊されると聞けば、出向いて古材を調達し、その木から作るギターの中に街の歴史が生き続ける。正真正銘Made in NYなのだ。そして今日も名だたるギタリストがショップを訪れては、試し弾きをしていく…。”
Via ‘ 【カーマイン・ストリート・ギター】| 第31回東京国際映画祭 (https://2018.tiff-jp.net/ja/lineup/film/31WFE01)
カーマインストリートギターとは
ニューヨークのKelly ギターが制作しているということです。
こちらが本家サイト。
www.kellyguitars.com/index.html
- Kellyギターは100%再生利用材から制作される。
- これまでも1970年代に製材された全てのスワンプアッシュとアラスカロックメイプル材を Great Grand-dad’s wood として開催されるオークションで調達している。
- 最近、限定モデルとして Bowery Guitars を 立ち上げた。
- このギターは、The Bones of Old New York City と呼ぶリサイクル材から制作される。
- 最高の木材は、200年前のアリドンダックの森林から伐採されハドソン川によって運ばれていたパイン材だ。
- この木は1800年代のニューヨークの建造物フレームとして使われていた。
- これらの建物が取り壊された時、これらの木材は撤去されることになる。
- 私は、このニューヨークの古木でギターを制作することにした。
こちらが、そのBoweryPineギターシリーズということで、古木の荒れたテクスチャがそのままテレキャスターボディになっています。
これは素晴らしいビジネスですね。
近年ギターに使われる木材も乱獲が進行しており続々とワシントン条約で規制されるようになっています。
Kellyギターはニューヨークの森林資源の供給元として目を付けたようで、リサイクル、地産地消、エコを満足させると共に、長い年月でエイジドされた木材を使うことによって、サウンドもアートな見た目も素晴らしいギターが生産出来るということですね。
ちなみに、テレキャスターが生まれたのが1950年代ということですのでおそらく1900年代の木材が使われている筈、対してBpweryPineギターはそれよりも古い木材が使われていることになります。
東京も都市鉱山というキャッチフレーズで、東京2020のメダルは、東京で回収された携帯電話は家電から再生された金を利用されるということです。
出来れば日本でも同様の取り組みでギターを生産されるのが良いかもしれませんね。
なにはともあれ、この映画必見ですね〜!!
こちらはカーマインストリートギターをピックアップした別のドキュメンタリー映像