昨年末、元F1チャンピオンであるミハエル・シューマッハ氏がスキー中転倒したことによる頭部に重大な負傷をしたことで、昏睡状態になったという衝撃のニュースが流れました。
その後、なんとか一命を取り留め、少しずつ回復に向かわれ、現在は自宅で療養されているということです。
その事故の直接原因はシューマッハ氏の転倒によるものですが、ヘルメットを着用されていながら、何故そのような重大な負傷となってしまったのか?
当初からアクションカメラをヘルメットマウントされていたも原因の1つかもしれないという憶測も流れましたが一旦それは払拭されていたと思います。
しかし、今回再びGoProの装着によって重症化したという報道が流れたことにより、順調だったGoProの株価が一気に16%も下落したというニュースが流れています。
昨年、スキー中に頭部を負傷した自動車F1シリーズ元王者のミヒャエル・シューマッハー氏の事故原因は、同氏が当時装着していたゴープロ製のウエアラブルカメラかもしれないとの新説が浮上したことが背景だ。
F1コメンテーターのジャン・ルイ・モンセ氏はこの週末、フランスのラジオ局Europe 1に対し、「衝突が問題だったのではなく、ヘルメットに装着されていたGoProカメラのマウント部分がミハエルの脳に損傷を与えた」と語った。
Via : シューマッハの負傷はGoProカメラが原因? F1コメンテーターの指摘で株価が急落 – ITmedia ニュース
こちらは、英国の新聞メトロ (Metro) のウェブサイトでのニュース記事。
Michael Schumacher’s serious brain injury was caused by the mounting of a camera on his helmet, it has been claimed.
Via : Michael Schumacher brain injury made worse by GoPro camera mounted onto his ski helmet | Metro News
今回のフォーミュラ1のコメンテーターであるJean-Louis Moncet氏がラジオ番組で「問題はミハエル氏への衝撃では無く、GoProカメラを彼のヘルメットにマウントしていたことが彼の脳への衝撃を与えたことである」と発言したことがそのきっかけの1つになっているようです。
この発言により、GoProが怪我の原因ということは、現時点では憶測に過ぎないとは思います。
ただ、本来頭部を守る為のヘルメットに、余計なモノを付けること(特に機材に値するもの)は確かに本来の安全性能を損ねることになるという予測をする人は多いと思います。
順風満帆で発展して来たGoPro社ですが、やはり安全性の問題は避けて通れないかもしれません。
また、最近GoProの成功と共に、アクションカメラ市場が急拡大していますが、各社がどのくらい安全性に気を使っているのかも心配です。
シューマッハ氏の事故そんな状況に警告を投げかけたとすれば、非常に悲しいことです。
ゆっくりではありますが、回復されているというシューマッハ氏もそれを是非お元気な姿まで見せて頂けることを祈ります。
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