ウォールストリートジャーナルが「斜陽映画フィルムにハリウッドが救済の手―コダック」という記事をアップしていますが、それによると映画用フィルムの市場は2006年のピーク以来、なんと96%もの落ち込みという状況なんだそうです。
ハリウッドの存在を有名にした映画フィルムが消滅の危機に直面しているが、イーストマン・コダックがフィルム製造を続けられるようにするため、スタジオ(映画会社)連合が同社と契約を結ぼうとしている。
富士フイルムが映画用フィルムの製造から撤退を表明したのが2013年3月でした。
そして実質的に大手として残ったのがコダックですが、やはりこのような数字では企業として銀塩フィルムの製造設備を継続させるのは流石に不可能な状況になっていると言って良いのでしょう。
そこでハリウッドのスタジオ(映画会社)連合が、コダックのフィルムを毎年一定量買い上げるという協定を結ぶということです。
それにしても上のグラフ、映画用フィルムは2010年まではそれなりの需要があったようですが、その後、急激に消滅の方向に進んでいるが判る、驚くべき統計ですね。
Wikipediaで確認すると、RED ONEシネマカメラで4Kの作品が制作され始めたのが2008年から2009年あたりでしょうか。。。
そして、シネマフォトグラファーという言葉を生んだEOS 5D Mark IIの登場が2008年。
ハリウッドのフィルム衰退はREDやEOS 5D2のような高画質のデジタルシネマカメラが各社から発売されたことによってそうなったということですね。。。。