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Adobe Photoshop Lightroom 4 レビューその1:RAW撮影のメリット

私はLightroom2からのユーザーで、殆どの写真はLightroom使って現像しています。
そこでLightroom4(LR4)のレビュー記事をアップしてみることにしました。

まずLightroomというソフトについて写真好きの方はよくご存じとは思いますが、基本的にはRAW現像ソフトという位置付けになると思います。
しかし実際には、撮影から鑑賞までを楽しむ為の“ワークフロー”を実現するソフトと言えるほど、RAW現像というジャンルで括るのは勿体無いソフトだと思っています。(この辺のレビューはまた後で)

とは言え、LightroomはやはりRAWデータで撮影することが前提のソフトですので、何故RAWで撮影するのか?ということですが、
まずRAWデータの特徴は(基本的に)データを編集して上書き保存したり、内容を変更出来ないフォーマットということだと思います。
つまり、撮影時そのままのデータが安全に保存されていますので、いつでも撮影した状態に戻れるという、RAWがあれば安心であると言えます。

ちなみにJPEGは多くのソフトで編集可能ですし、ソフトによって開いてSAVEするだけで、2度と元に戻らない(不可逆フォーマット)という特徴があります。
なので、JPEGだけで写真を保存しておくのは、非常に危ない状態であるとも言えます。
私も、うっかり元データとしてのJPEGを上書きした経験も実際にあります。

ということで先日もお仕事で鈴鹿サーキットに行ったのですが、そこでプライベート撮影した写真もLightroomで遊んでみました。
RAWで撮影しておくといつでも元に戻せるという安心感がありますので、まずは自分が楽しむという観点でLightroomで調整したデータをアップしてみました。

カメラは、EOS 5D Mark III、レンズはEF 24-105 F4L、MacBook Pro core i7で現像しました。

鈴鹿サーキットの入り口、青空が綺麗だったので、ポジフィルム調のプリセットを適用してみました。
ポジプリント調は、銀塩フィルムのポジプリントのように、コントラストと彩度を高めるセティングですが、特にブルーを際立たせる色調となります。

この日はイベントも無く、観客席には殆ど人がいない状態。
10月にはF1日本GPが開催されることになるのですが、ここは超高価なチケットのプレミアム席となる筈です。
下の写真はLightroomのクロスプロセス2というプリセットで現像してみました。

ちょっとハイキーになりグリーン被りの色合いが面白いですね。

クロスプロセスとは、元々銀塩フィルムの特殊な現像方法で、指定された現像液を使わないで特殊な現像処理をしてしまう手法なようです。(勿論やったこと無いけどw)
なので、一発勝負、決して普通の現像は2度と出来無いというギャンブルのような手法のようです。
一方、RAW撮影しておけば、いつでも元に戻すことが出来ますので、デジタルだからこそクロスプロセスも気軽に体験出来ることになりますね。

こちらもクロスプロセスをベースに少しパラメーターをいじっています。

で、今年7月にオープンした、鈴鹿サーキットシアターに入ってみました。
サーキット遊園地のパスを持っていれば無料で入れますので、お子様連れの方が多かったのですが、、劇場以外の場所では展示など自由に撮影出来ますので、カメラ好きのお父様も、夏でも涼しい部屋の中で撮影を楽しむことが可能でオススメです(^^;

エントランスから、ベテランのレースファンの方も嬉しい設定

ホンダバイクの歴史から、鈴鹿サーキットの名シーンがここでフラッシュバックして来ますね。

あっ、周辺光量の現象は、Lightroomで編集しているわけで無く、レンズの特性です。

クロスプロセスとマッチする効果ですから、Lightroomで後から加えて見るのも面白いかもしれません。
また、Lightroomには、レンズ補正も搭載されていますので一発でこのような収差を補正することも可能です(後日にレビューしてみようかと思います)

で、バイクやレーシングカーを展示してあるエリアですが、ここがまたとんでも無い照明でした。

 

具体的な状況としては、後ろに窓があり、その半分がシェイドされていて、下半分から日光が差し込み、その上には、プロジェクタのスクリーンで画像が照明になりますので、刻々と状態が変わります。
更に、車両の左右に、赤、青、白に変化する強力なLEDライトがありマシンを時々刻々と、赤とか青に照らしながら、たまーにホワイトのLED照明になるというもう写真を撮るのを邪魔しているような条件です。

ここでは、優秀なキヤノンのオートホワイトバランスも約に立たず、あきらめてRAW撮影して、後からLightroomで調整するしか無いのです。

例えば、次の画像がゼロ設定(撮ったまま)、その下がLR4で色調整して見た画像です。
 

 
これをLR4で修正したのがこちら
 

 

ブルーが飽和してしまっていたのですが、これはこれで年賀状には使えそうです(^^;

その他、露出の調整、LR4で進化したシャドーやハイライトの調整などなど、自由に好みの色調に補正して遊ぶこことが出来るので、JPEGで撮影した写真が使えない時、LR4でその場の記憶を自由に取り戻せることが可能なのです。

とりあえず、本日のレビューはここまで。

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