英国オックスフォードの大学病院の眼科で、 網膜色素変性症を患われ、視力を失いつつあるChris Jamesさん、 Robin Millarさん2人に、なんとイメージセンサーを埋め込む手術が行われたそうです。
埋め込まれたのは正方3mmの1500ピクセルのイメージセンサーで、実際の眼球中の網膜上に配置されました。
更に、イメージセンサーからの出力は直接脳にケーブルで伝えられるように配線、またレントゲン写真に写っている外部コントロールユニットが電源の供給と設定などを行うそうです。
Jamesさんはモータースポーツファンですが、レーストラックでそれぞれのクルマのシルエットが判別出来るようになったということです。
センサーからの出力は光の強さのみでカラーでは無くモノクロとして判別出来るようになるようですが、ある患者さんは眼球にセンサーを装着することによって、残留視力を持っている方の網膜を刺激すされ網膜機能を活性化させる効果があり結果的に25年ぶりに色彩を感じることが出来たということです。
更に実験的な例では、文字まで判別することに成功した例もあるようで、今後このようなイメージセンサーによって、視力を回復される方が増えるようになれば、本当に素晴らしいことですね。