先日購入したiPhoneのカメラを使い倒すことが出来るアプリ
“645 PRO – Michael Hardaker”使ってみました。
ということで、使ってみた感想としては・・・
◆UI
多くの機能を1つの画面で設定出来るUIは秀逸だと思いますが、ボタンやダイアルの面積が狭く、微妙な操作も要求される場合があります。
撮影時はシャッターボタンが右上にあるので、しっかりiPhoneが構えられるようになり、この位置は大正解ですね。
ただUIは横位置で固定されてしまいましが、これはこれで良いと思います。
◆dRAW-TIFF出力、低圧縮JPEG
TIFFのファイルサイズは8M強になり、カメラロールには保存されず、645PROのドキュメントデータになります。
よってiTunes経由で取り出すことになるのがちょっと不便ですね。
Wi-Fiサーバーでローカルネットワーク上で転送出来る機能も追加して欲しいところです
一方で本アプリはJPEGの低圧縮出力も可能でこちらはカメラロールに保存されますので、あえてTIFFで撮るメリットもそれほど無いと思われますので、低圧縮JPEG撮りがディフォルトで良いと思います。
◆AEロック、AFロック
AEロックは良いですね。これまで難しかった意図的に露出を変えられるようになります。
AFロックはそれほど使わないかもしれませんが、意図的にアウトフォーカスな写真が撮りたい場合威力を発揮するかもしれません。
◆縦横比、フィルムシミュレーション
縦横比の変更ですが、6:9(つまり一眼レフ)、6:6(スクエア)サイズに簡単に切り替えられるのが良いですね。
◆電子水準器
写真やっている人には嬉しい機能かもしれません。
最近のハイエンドコンパクトデジタルカメラでも採用されている例が多いです。
いつも電子水準器に頼っているのは逆にストレスになるのですが、645PROでは画面に邪魔にならない表示(昔の一眼のスプリット部のような表示)になっているのが良いです。
というか他のカメラもこの表示を真似して欲しいくらいです。
ただ背景が白の場合分かり難いかもしれません。
◆フィルムシミュレーション
モノクロも3種類で階調豊かなモードとハイコントラストが選べるのが良いですね。
カラーも3種類ですが大胆に色を変更するような処理では無く、どれも素材製が重視のようです。Instagramのようなドラマチックな処理が好きな方にとっては、物足りないかもしれません。
ただこのような良い画質が得られるカメラアプリで撮影した素材をInstagramでじっくり加工し投稿する使い方もアリです。
◆気になるところ
撮影時の画面ライブビューのりフレッシュ速度が遅くなりますが、起動の方は純正カメラアプリより高速なようです。
なので純正の方を動画用、こちらを静止画用として使い分ける手もあると思います。
純正カメラアプリよりカメラ周辺の発熱が多いような気がします。
リフレッシュ速度が遅い(何か思い処理?)と関係があるのかもしれません。
RAW(TIFF)で撮影すると後処理に少し時間がかかります。
◆まとめ
なによりも低圧縮JPEGで撮ることが安心な方は250円出しても惜しくは無い気がします。
また、iPhoneのカメラアプリでは隠されている、ISO感度、シャッター速度、絞り値、がちゃんと表示されるのも(写真の出来とはあまり関係ありませんが)カメラやってる方にはなんとなく安心感があるものです。
(実際、iPhoneのカメラはシャッタースピードや絞りよりもISO感度の方を超細かく制御さしていることを発見ましたw)
またUIが秀逸なこともあり、写真を撮っている感に浸れるアプリ。
こんなのが欲しかったんだ!(ほんの一部の方だとは思いますが)と思っていた人には大変オススメです。
逆にあまりにも多い情報に戸惑ってしまう方の方が多いと思いますので広くオススメは出来ませんが・・・w
個人的には「645Pro」には大満足、ディフォルト写真アプリにして良いかなと思っています。
作例はこちら
dRAW-TIFFで撮影し、iTunes経由でMacにダウンロード。
Adobe Lightroom 4でカラー調整など行い、Jpeg化しFlickrに投稿しました。
こうやって3:2比率で撮影しモノクロ化してみると、iPhoneで撮影したことを忘れちゃいますw
こちらは4:3と、通常の比率
スクエア比率も面白いですね。