コンパクトデジタルカメラの売れ行きが低下しているようです。
スマートフォンで撮影した画像をSNS(ソーシャルネットワークサービス)で気軽に共有──そんな写真の楽しみ方が広がってきて、「手軽に撮影」という機能しかもたないコンパクトデジタルカメラの旗色がよくない。デジカメメーカーのなかには、スマートフォンへの対抗意識を燃やしながらも、まずはスマートフォンと共存する動きをみせるところが出てきた。前年割れが続くコンパクトデジタルカメラに、果たして活路はあるのか。
◆コンパクトデジタルカメラの商品製
- コンパクトデジカメは、「需要が一巡した」といわれる商品
- 「買うモデルが決まっているお客様が買っていく」
- 「似たようなモデルばかり……」
- 「コンパクトデジカメはコモディティ化した」
◆コンパクトデジタルカメラの売れ行き不振の要因
- 携帯電話やスマートフォンのカメラ機能が充実したこと
- 撮った写真をその場でTwitterやFacebookで共有する楽しみがスマートフォン一台で完結するなら、デジカメはいらない
◆コンパクトデジタルカメラ今後の戦略
- “敵”であるスマートフォンの人気を利用した道を模索し始めた
- 「CP+2012」では、Wi-Fi機能をアピールするメーカーが多かった
- キヤノン「IXY 1」「IXY 420F」
- ソニー「DSC-TX300V」
- 富士フイルム「FinePix Z1000EXR」
- SNSにきれいな写真をアップロードするために、Wi-Fi機能搭載のコンパクトデジカメが必要
- スマートフォンの成長軌道に乗ることで、カメラの買い替えを促すことが最終的な狙い
ちなみに、こちらはFlickrの機種別写真アップロード数。
iPhone 4が首位をキープしていますし、iPhone以外はキヤノンとニコンのデジタル一眼レフカメラで撮影される写真が上位となっています。
つまり、ここでもコンパクトデジタルカメラいらずという構図になっています。
確かにスマートフォンで写真を撮るのが日常化してきたとすれば、カバンの中にコンパクトデジタルカメラをもう1台入れてくれるのはかなり難しいんじゃないかと思いますし、毎日スマートフォンの充電で忙しいのに、わざわざコンパクトデジタルカメラも充電することも面倒ですしね。
一方で、コンパクトデジタルカメラの方ですがより画質を追求したカメラも注目です。
一眼レフ並の大型センサーを採用したキヤノンPowershot G1X、4500万画素センサーを採用したシグマ DP1/DP2Merrill、クラシックで高級な外観を与えられた富士フイルムX100/X10などより写真好きの方に訴えるカメラが出てきています。
つまり、キヤノンと富士フイルムは、高画質化とSNS対応の2つの方向を抑えているワケで、パナソニックも同様の動き、またソニーの方もより高画質のコンパクトデジタルカメラを出す噂もあります。
となると、SNS対応と高画質対応の両方が出来てないメーカーは・・・(ry
◆キヤノン
◆富士フイルム
◆ソニー
◆パナソニック