21日最後のミッションから無事帰還したスペースシャトル・アトランティス号感動の写真が、NASAの公式Flickrアカウントに公開されています。
感動のランディングの瞬間
この位置が歴史の1ページとして永遠に残ることになるでしょう。
最後の任務を終えたクルー
そして、最後の任務を終えた、アトランティス号
本当にご苦労様でしたです。
STS-135最後の任務写真セット
ランディングの瞬間の動画
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シャトル事業ではこれまで5機のスペースシャトルが計135回のミッションをこなし、シャトルに搭乗した宇宙飛行士の総人数は355人、総飛行距離は5億マイル(約8億キロ)に及ぶ。
30年にわたるスペースシャトル計画最後のミッションを行ったアトランティス号は、予定よりも1日長い13日間の宇宙滞在を終え、7月20日午前5時57分(米東海岸時間)にフロリダのケネディー宇宙センターに帰還した
最後のミッション
国際宇宙ステーションにドッキングしている最後の米スペースシャトル「アトランティス」の貨物室から実験装置を取り出してステーションに取り付けるため、同ステーションに長期滞在している2人の宇宙飛行士が12日、船外活動を実施した。
かつてのミッションでスペースシャトルから捉えた感動のオーロラ
スペースシャトルが無くなることで、当座の問題は宇宙から荷物を持ち帰ることが出来くなるということなんだそうです。
「持って上がるのはいいが、宇宙で行った実験後のサンプルを地球に持って帰るときなど、スペースシャトルならあれだけの荷物をいっぺんに持って上がって、ほとんど同じ重さのものをいっぺんに持って降りてくることができた。それができなくなるのはなかなか大変」
そして、米国の宇宙開発の将来についても課題を抱えることになりそうです、
スペースシャトル:アトランティス帰還、30年の歴史に幕 宇宙開発、民間で新時代 – 毎日jp(毎日新聞)
「アトランティス号」の33回目の着陸とともに、30年間で135回の飛行を行ったスペースシャトルの時代は終わりを告げた。1986年の「チャレンジャー号」と2003年の「コロンビア号」の2度の事故で14名の命が失われた悲劇はアメリカ国民や世界中の宇宙ファンの記憶から消えることはないだろう。同時に、ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げやメンテナンス、国際宇宙ステーション(ISS)の建設といった成果も未来に残りつづける
Via : さよならスペースシャトル アトランティス号が帰還
今後米国の宇宙への投資はどうなるのでしょうか?
オバマ政権は火星への有人飛行を新たな国家目標に掲げるが、財政赤字にあえぐなかで実現は不透明だ。宇宙開発を通じ維持してきた米国建国以来の「開拓者精神」が、危機にさらされている。
オバマ大統領は、宇宙開発を続けるとスタッフに明言しましたが、米国の財政はそれを許さないのかもしれませんね。
オバマ米大統領は15日、国際宇宙ステーションにドッキング中の最後のスペースシャトル「アトランティス」の飛行士らと交信。「地球周回軌道を離れ、最終的には火星に行ける宇宙技術の開発を、米航空宇宙局(NASA)に指示した」と述べ、新たな目的地に向かって有人宇宙開発を続けることを誓った。
Via : 「米大統領、最後のシャトル乗員と交信」:イザ!
宇宙の主役はロシアに?
シャトルの退役で、米国が旧ソ連との覇権争いを繰り広げた冷戦期の宇宙開発は終幕を迎えた。一時は圧倒的優勢にみえた米国も財政難にあえいでおり、今後の飛行士輸送をロシアに委ねる状況に陥った。
NSASのスペースシャトルに関連していたスタッフ8000名の方々が解雇ということになります。
最後のスペースシャトル「アトランティス」が無事帰還し、30年の歴史に幕を下ろしました。これまでシャトルに携わってきたおよそ8000人も職を失うことになります。
Via : NASA職員大量解雇へ シャトル30年の歴史に幕
シャトルの船長は、ISSに再び米国が戻って来ることになるという記しとして星条旗を残しました。
船長らは将来、メード・イン・USA(米国製)の宇宙船でISSを再び訪問することを誓い、30年前にシャトル初号機が積んでいた星条旗をISSに残した。
帰還したファーガソン船長(49)は「展示施設のアトランティスを見て、子どもたちが宇宙探査に憧れ、未来の宇宙飛行士が育つことを期待したい」と述べた。(2011/07/22-10:44)
30年の間ご苦労様でした!