今年のF1有力チームの中で、最も遅い発表となったマクラーレン、さすが後出ししたくなるようなマシンでした。
『MP4-26』には巨大化されたエアインテークなど数々の特徴がみられるが、関係者によればまだこれは最終型ではなく、今後さらに変更される可能性があるということだ。
MP4-26の外観で最も特徴的なのはその、サイドポンツーンとクーリングの為のエアインテーク。
更に、そら力的それに連動するかのような特徴的なフロントウィングの複雑な構成も見物です。
「ダブルディフューザーの禁止でパフォーマンスが低下するので、できるだけリアエンドのパフォーマンスを高めたかった」
リアサスペンション廻りの空力処理も超精密
そのリアサスペンションは、レッドブルと同様に、プルロッドが採用されているとのことです。
マクラーレンのエンジニアリングディレクターを務めるティム・ゴスはリアエンドの空力を助けるためにMP4-26にプルロッド・リアサスペンションを選択したと述べた。
更に注目は、発表時点でもエキゾーストレイアウトは、ダミーということ。
もしかたらロータス・ルノーのような革新的は排気系が採用されているということです。
発表会で展示されたMP4-26にはフェイクのエキゾーストがつけられており、実際のエキゾーストレイアウトは明らかにされていない。
エンジニアリングディレクター、ティム・ゴスは、来週走るマシンは、エキゾーストなどを中心に、この日展示されたものとは大きく異なるだろうと示唆した。
ここにも、昨年までみられなかったエアインテークが・・・・
発表会も、メカニックがその場で組み立てるという革新的な方法で進められたようです。
シャンパンとキャビアの代わりに紅茶とビスケットをたしなむ人々が見守る中、マクラーレンのメカニックたちがマシンのパーツを持ち、古いベルリンの壁の近くにあるポツダム広場に続々と入ってくる。これがマクラーレンの新車発表が始まった時の状況だ。
外観を見る限り、今期のF1マシンの中で最も緻密でアイデアに溢れる造形を見せているマクラーレンのF1マシン。
エキゾーストも含めてまだまだ秘密が隠されているということで、シェイクダウンと、開幕戦ではどのような内容になっているのか本当に楽しみです。
マクラーレンは、MP4-26の最も大きな秘密はまだ隠したままだと述べた。
マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるパディ・ロウとエンジニアリングディレクターのティム・ゴスが、MP4-26のハイライト、設計におけるチームの奮闘について語った。