◆イナバが世に問うオフィスチェア
オフィスチェアのブランドが確立されていない稲葉製作所が、いきなり世界初の機能や技術を駆使した製品を出すとすれば、違和感を与える筈である。
よってXairはベーシックな機能と、Inabaの実直さをを具現化した製品である。
◆オフィスの中の椅子のデザインとは
自動車のデザインが直線的なビル群の中でチャーミングなアクセントとなるように、直線的な家具の中に曲線を持った椅子の存在となるには、強い曲線を持ったデザインが必要である。
◆日本でしか出来ない
職人がアルミの鋳造を磨き上げて曲線を仕上げることで、金属の曲線の美しさと存在感を創り上げる。
◆再発見があるデザイン
ヨーロッパのデザインは使い込むほどに新しい発見がある、日本の製品は最初面白いが飽きることが多い。
Xairは長い間使って飽きない、そして使い込むほどに再発見があるデザインであること。
◆存在感のあるデザインとそのモデリング
車のキャラクターラインのように、エッジを見せるデザイン、強いカタチ、自動車のように存在感がある面のモデリングにかなりの時間を費やした
その結果、デザインの要素としてエッジ面を追求している
またアーロンチェアなど本来仕事用の椅子にはヘッドレストは必要無いが存在感がある姿としてXairにはヘッドレストを追加した。ヘッドレストの後部にもあえて微妙なエッジを作った。
◆X型のアルミダイキャスト構造は必然である
後部のX型をした巨大なアルミダイキャストパーツは椅子の構造を追求した結果であり、どのように設計しても、このX型の構造体が必要であることを確信している。
存在感があり、再発見がある曲線でつくり込む
このパーツは一体であり稲葉製作所でしか制作することが出来ない。
◆自動車の椅子のデザインを取り入れること
これまでのオフィスチェアは、身体をかがめながら下にあるレバーを操作することで調整するが、自動車の椅子は座ったまま、調整出来る機構が一般的になっている
オフィスチェアにも自動車と同じように、座ったままの姿勢で調整出来る機能を実現すべきである。
◆椅子として素材の追求
例えばアーロンチェアの素材は、最初柔らかいが沈み込むとがっちりと強度が出る。
Xairも座面の素材、内部のウレタンも座った時の沈み具合、その後の強度、そして背面のメッシュも素材と構造で特性を追求している
◆18万円という価格
このようなXairの構造、素材、機構、拘ったデザインを実現する職人技で仕上げた椅子が18万円で販売されている。
通常の家具は数十万するものが多い中、18万円という価格で作ることが出来るのは凄いのではないか。
◆オフィスだけでは無くガレージに
ガレージの中で車と一緒に置いて欲しい。
最近、自動車雑誌が人気がない一方で、ガレージ雑誌の発行部数が大きく伸びている。
モノの情報はネットで見ればすぐに解る時代であるからこそ、人々はモノどのように使えるのかという世界観を知りたがっている
◆これからのXair
フェラーリのレッド、マセラッティのブルーを連想させる塗装を施した限定色のモデルがある。まだ明かせないが、自動車とのコラボレーションも進めている
◆奥山さんプレゼンテーションが終わり立食パーティー
普段は店頭でしか味うことが出来ないイータリージャパン様のケータリングを堪能しました。
奥山清行さんのイタリア時代の面白い話し、イタリア人と日本人の世界観や仕事観の違いなどのお話しを聞かせて頂きました。
最後は参加したブロガーの皆さま一人ひとりと記念撮影、そしてその場で著書にサインをして頂きました。
ということで、この日は感激としか言いようの無い素晴らしい一日、なによりも、奥山清行さんはも惹きつけ、誰とでもお話しをしていただける懐の深さをお持ちのお方であることも感激しました。
◆謝辞
このような素晴らしいイベントを開催して頂きました、稲葉製作所様、イベントを開催してただ来ました、フライシュマン・ヒラード・ジャパン株式会社様、アジャイルメディアネットワーク株式会社様、素晴らしい会場を準備していただきました株式会社クリエイティブボックス様、美味しいごちそうをいただきましたイータリージャパン様、そして、奥山様に感謝いたします。
Xairの公式ページ⇒http://www.xair-inaba.jp/