これがKodakが1975年に作っっていた世界最初のデジタルカメラなんだそうです。
なんと記憶媒体は磁気テープ、というか、カセットテープじゃないですか。(DECのテープってとこが渋い)
この世界最初のデジカメは10000画素のCCDが搭載されていました。
撮影するのは動画でテープ1本に23秒しか録画できないそうです。
で、こちらがその動画のプレイバック装置。
白黒ブラウン管に接続されたデバイスにテープをセットすると動画が再生できるようです。
カメラ側では100lineの解像度ですが、この装置で400lineに変換しているそうですよ。
そして1976年、静止画として印刷することが可能になりました。
“写真”として印刷することが出来るようになって初めてデジタルカメラが誕生したと言えるのかもしれませんね。
そしてコダックの社内で“フィルムレス フォトグラフィー”という刺激的なタイトルでプレゼンテーションされたそうです。
当時フィルム製造で世界最大の企業になっていたKodakの中の反応はどうだったんでしょう?
これらの装置は1979年特許として登録されました。
以来30年カメラといえばデジカメという時代になったのも、このKodakのデジタルカメラ初号機そのスタートだったんですね。
そしてつい先日キヤノンが1億2000万画素のイメージセンサーの製造に成功したニュースがありましたので、この間画素数は1万倍以上になっているということですね。