昨日品川で開催された“docomo 2010年度夏モデル新製品内覧会”に行ったレポートを、room[246]でレポしました。
iPhoneにしてからというもの、iModeケータイというものに殆ど興味が無かったのですが、今回はズバリNECから発売された、N-08Bというキーボードが携帯電話になったという面白いコンセプト(俺が勝手に考えたコンセプトw)の製品が気になったので、行ってみたのです。
◆最初のレポート記事は会場の様子から
けっこう盛況でしたね。
◆早速お目当ての、N-08Bを触ってみました。
N-08Bは、スマートフォンでは無く、あくまでもiMode端末。
NECによれば、スマートフォンを補完する端末として使って欲しいとのことです。
一方、LuiというNECのサービスに接続すると、自宅のPCをリモート操作出来る機能が搭載されているのは画期的ですね。
ポメラのように文字入力する端末としてiPhoneあるいはPadと一緒に持ち歩くdocomoケータイとしてなかなか使えるのでは無いかと期待していましたが・・・
ちょっとネガティブな要因としては・・・・
- やはりキー入力がやりにくい。キーの大きさよりも、キー配列が問題。余計なキーが多すぎて文字入力に専念出来ない。
- かなり残念なのは、オサイフケータイが入っていないこと。確かに、この端末でSuica1秒タッチするのは難しいかもしれませんが、それでもiModeケータイとしては、FeLica外さないでほしかったなぁ。
- 価格が高い。7万円弱くらいだそうです。
ということで、コンセプト的には、共感(^^;するものはあるものの、すぐ買うかというとちょっと保留。
値段が下がったら考えたいと思います。
◆最後のレポートは主に、STYLEシリーズコーナー
デザイナーやブランドとのコラボ端末が多くなっています。
スマートフォンに興味の無い方にとっては、このように綺麗なデザインの端末の方が魅力的かもしれませんね。
このようなデザイン優先、ブランドとのコラボな流れがメインストリームになるなら結局ドコモの、PRO/PRIME/STYLE/SMARTの4セグメント戦略は崩壊の予感がします。
- スマートフォンシリーズも今回明確化されていますので、実質5セグメントになっちゃっています。
- 本来超高機能端末のPROシリーズは、N-08Bが1機種しかデビューしていません。
- PRIMEシリーズとSTYLEシリーズの外観的な違いが見えないし、機能的な差も一般ユーザーの方には判りにくい。
- スマートフォンが台頭することを考えていなかったのでしょうか?廉価版のSMARTシリーズという名称は、スマートフォンに割り当てればよかったのにねw
ということで、流石トップキャリアであるドコモの発表会はかなりのバリエーション豊かな端末が出揃っているのですが、この中から目的の1台を探し出すのも大変そうだなーと感じました。
そしてNEC N-08Bのようにガラパゴスを究極進化させた端末がもっと出てきて欲しいと思いました。