今日は大阪にいます。
ちょっと出遅れ気味ですが、今日の紙面を賑わしたトヨタ自動車がテスラモーターに出資するというおハナシ、これはかなりビッグニュースですね。
Tesla Motorsは、トヨタ自動車のパートナーとして電気駆動技術の提供を行い、自社の「Model S」セダンもNUMMI工場で生産する。
出資額は、44億円となかなか本格的ですね。
トヨタ自動車と米テスラ・モーターズは20日、資本・業務提携し、電気自動車(EV)を共同開発・生産すると発表した。トヨタがテスラに5000万ドル(約44億8000万円)を出資する。比率は数%程度の見込み。両社は専門チームを設けて開発に取り組む。
テスラ社はアメリカの電気自動車メーカーですが最初のプロダクトは、テスラ・ロードスター。
これはロータスエヴォーラのシャーシを使った、100%電気スポーツカーとしてヒット作となりました。
そして、今ではセダンモデルとなつModel Sを開発するまでに成長しました。
このいま最も電気自動車で成功した会社に対して、ハイブリッドのトヨタが出資することが出来るのはかなり画期的では無いでしょうか?
トヨタ自動車は、GM撤退に伴い閉鎖した合弁工場NUMMIで、テスラモーターズとの電気自動車(EV)の共同生産をおこなうことを明らかにした。テスラはNUMMIの跡地の一部を購入しており、トヨタにとって思い入れの深いNUMMIの存在が今回の提携を後押ししたと見ることができる。
その裏にはGMとの提携解消もあるようです。
NUMMIは4月1日の閉鎖まで『カローラ』と『タコマ』を生産していたカリフォルニア州フリーモント市にあるトヨタの生産工場。GMとの合弁により運営されていたが、昨年GMの整理案件となりGMが同工場での生産を中止する形で合弁を解除。トヨタ独自での採算が合わないことから閉鎖された。テスラ・モーターズはNUMMIで、2012年に市販を予定している5万7400ドルの『モデルS』とトヨタと共同開発する新型EV、2つのモデルの生産を行う。
GMとの合弁で建設した工場を有効利用し、テスラ・モータのクルマを生産するそうですから、工場を遊ばせていたトヨタにとっても、ベンチャー企業であり、大量生産方式については経験が浅いテスラにとっても双方共にメリットはかなりあるのでは無いでしょうか?
またテスラロードスターのシャーシを設計した、ロータスカーズにはトヨタがエンジンを供給しているのも、関係あるのでしょうか?
将来はトヨタ製ハイブリッドエンジンを登載した、テスラ・ロードスターが発売されるかもしれませんね。
あるいはスバル製水平対抗エンジンを登載した、ロータスエリーゼなんかも良いかもしれません。
今日も、トヨタの電子制御関連でリコール起こっているようですが、電気自動車になればパソコンが動いているようなものですから、そのへんは是非カイゼンして欲しいものですね。
関連ニュース:
トヨタとTesla社は今日(米国時間5/20)パロアルト市のTesla本社で、両社が新規に提携したことを発表した。両自動車メーカーは新型電気自動車の開発技術で協力し、トヨタはTeslaの普通株式$50M(5000万ドル)を購入する。記者発表にはカリフォルニア州アーノルド・シュワルツネガー知事、TeslaのElon Musk CEO、トヨタ自動車の豊田章男社長が列席した
。トヨタは2012年にEVを米国市場に投入する計画を明らかにしており、高級EVを販売するテスラとの提携により計画推進に弾みがつきそう