フォルクスワーゲンは、新コンパクトバッテリーを動力源にした、タクシーのコンセプトカー”Milano”を今週ドイツで開催されている、ハノーバートレードショーで発表しました。
Volkswagen is unveiling a new compact battery-powered taxi concept called the Milano at the Hanover Trade Show in Germany this week.
スタイリングは、2007年ロサンゼルスショーで発表した、BlueConceptから室内空間の大幅拡大でデザインされています。
最も大きな違いは、VWのデザイナーがドライバー側のリアドアを廃止し、乗客はその反対側のみから室内に乗り降り出来るということ。
そして、その乗降側のドアは大きなスライディングドアが採用され、通常助手席側シートがあるスペースは荷物置き場になっているということです。
ミラノタクシーコンセプトは、既にニューヨーク市のタクシーが採用しているタッチスクリーンパネルを搭載しているということもあります。
フォルクスワーゲンが、電気自動車を生産し始めるのは、2013年から、ミラノタクシーコンセプトもリチウムイオンバッテリーを採用、45kw/hのバッテリーパックは、床の中に格納され、EUのドライビング規格で186マイルの航続が可能とのことです。
ミラノタクシーは現時点で、完全なコンセプトですがフォルクスワーゲンの、ゼロエミッション車となる”新スモールファミリー”の一員となるクルマです。
今後はドイツの自動車メーカーが今後数年間で更に多くの電気自動車のコンセプトカーを発表するの筈です。
ということで、ドイツの自動車メーカーが、イタリアのミラノ市を意識したデザインコンセプトを発表するのは面白い試みだと思いますが、そもそも、箱型、スライディングドアのコンセプトは日本車が最も得意とする分野かもしれません。フォルクスワーゲンに○クられてちょっと悔しいかも?w
日本のタクシーも、クラウンベースから、日産Leafなどの電気自動車ベースになる時は近いかもしれませんね。