イギリスのエイボンタイヤがF1参入に名乗りを挙げているそうです。
ここに来て、その一つにイギリスに本拠を置くエイボン・タイヤの名前が浮上しているようだ。
Cooper Avon has emerged as a surprise late contender to supply Formula 1 tyres next season, AUTOSPORT has learned, despite teams having agreed in principle a deal with Michelin.
ブリヂストンタイヤの撤退が決まった後なかなか次のタイヤメーカーが見えてこなかったのですが、チームとしては、最も大切なパーツの1つであるタイヤが決まらなければ、来期のマシンの開発に支障が出るということで、出来るだけ早期の決着を望んでいるようです。
エイボンタイヤは既にF1参戦の検討を行って入ることを正式表明
エイボンのモータースポーツ部門は声明を発表。F1チームにタイヤ供給するためにアプローチしていることを認めた。
既にミシュランタイヤも検討を行っていたようですが、今季のように単独供給は望んでいないことも表明していました。
またより扁平率の高いタイヤへの移行も提案しているそうです。
エイボンタイヤとミシュランの、競合状態になるのか?そして新しいタイヤの規格が採用されるのか?
次戦バルセロナGPまでには、決定するそうです。
上海を発つ前、ドメニカリは「もっと分かってくるだろうと思う。バルセロナまでには100%分かると言っておく」とコメントしている。
「もう少しはっきりしてくると思う。バルセロナまでには100パーセントはっきりするのではないかな」とフェラーリのチームプリンシパル、ステファノ・ドメニカリは発言し、あと3週間以内にタイヤの決定がなされる可能性を示した。
エイボンタイヤといえば、数あるタイヤメーカーの中でも最もモータースポーツに対するかかわり合いが深いメーカーと言えかもしれません。
実績を調べると・・・・
◆過去
1986年?2004年 国際F3000にワンメイクタイヤ供給
2005年?2008年 A1グランプリに供給
1980年代初頭 F1へタイヤ供給
◆現在
イギリス・フォーミュラ3選手権にワンメイクタイヤ供給
フォーミュラ・フォードにワンメイクタイヤ供給
2009年からF2にタイヤを供給
ちなみに、1980年代にF1タイヤを供給していたのは、FISAとFOCAとの政治的対立からグッドイヤーがF1から撤退をした穴埋めとしてAVONがタイヤ供給を行っていたそうです。
(以上、Wikipedia調べ)
また古いレーシングカーのタイヤも作ってくれるということで、困った時のAVONタイヤ!って感じでめっちゃこころ強いですね!
ブリジストンがエイボンの技術供与するという話もあるようで、みすみすミシュランに美味しいところ持っていかれるよりも、ニュートラルなエイボンを支援した方が良いという判断もあるかもしれませんね。