FIA F1のサイトで、BMWザウバーF1チームの、『Fダクト』の仕組みが解りやすいイラストで解説されています。
ドライバー冷却用として設置されたダクトから取り入れられたエアフローは、シャークフィンによって接続されたリアウィングに導かれ、リアウィングのドラッグコントロール出来るようになっているようです。
勿論このシステムは、マクラーレンF1が採用しているシステムと同じレギュレーションの盲点を付いたシステムです。
マクラーレンはFダクトと呼ばれる小さなエアインテークから空気を取り入れ、シャシー内を通してリアウイングのスリットから空気を排出しているとされる。
ザウバー 金曜日に新「Fダクト」をテストする予定 – Formula 1 関連ニュース – GPUpdate.net
マクラーレンを踏襲したシステムはメルボルンで投入されたが、まだうまく機能していない。チームはマレーシアでもっと効率的なシステムにしたいと考えている。
そして、ザウバーF1チームは、今週のマレーシアGPのフリー走行で、このダクトを改良したシステムを投入するということです。
オーストラリアGPでは2台共に無念の結果に終わったザウバー・チームだが、今週のマレーシアGPではさらなるスピード増加を求めて『Fダクト』にトライすることがわかった。
この「Fダクト」の効果はこれからトライアルすることになると思われますが、小林可夢偉さんが戦うマシンが改良されているというのは良い兆候かもしれませんね。
しかし、ザウバーF1のマシンの問題としては、ギャップがある路面でクルマが安定しない、そして、フロントウィングが脱落してしまう!という問題も抱えているようですから、まずはこっちの方解決した方が良いのでは無いかと思われます
「3回フロントウイングが落ちたと思う。フロントウイングに問題はなかったけれど、メルボルンのフリー走行序盤での1回目は自分のミスによるものだったんだ」と
ご本人は否定しているようですが、マレーシアGPでは、改良されたマシンで更に上を目指して頑張ってくださいね!