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カメラ・写真

量子フィルム登場 InVisage QuantumFilmはケータイカメラでデジタル一眼レフカメラ並みの画質を実現する

これが、 InVisage社が開発したQuantumFilmという新世代の携帯カメラ用の画期的なイメージセンサーなんだそうです。

Venture-backed fabless semiconductor company InVisage has just announced an innovation that could usher in a new era for the cameraphone.

この”QuantumFilm”は、新技術である、”Quantum dots”(量子ドット)を用いた最初の半導体センサーで従来のシリコンタイプのイメージセンサーの代替が可能ということ。

で、製品名が”QuantumFilm”で、”量子フィルム”という感じでしょうか・・・
InVisage社によれば、従来のイメージセンサーの4倍のパフォーマンス、そしてダイナミックレンジが従来の携帯用イメージセンサーの2倍になり、プロ用カメラの性能に近くなること。
このことで、小型化しても十分な性能を発揮出来るようになり、多くの人が使えるようになる筈だろうということです。

従来のシリコンの問題点は、光を電気に変える効率が悪いということですが、新素材を使った”QuantumFilm”はその効率を大幅に向上させることが可能になります。

実際、従来のイメージセンサー25%の効率だったもものが90%の効率ということなんだそうです。

また製造コストも従来のセンサーに対してわずかな上乗せで可能、大量生産出来れば大きな違いは無いということです。

発表はカリフォルニアで3月22日、23日、ロンドンで24日

InVisage 社の”QuantumFilm”の説明ページでは
フィルム⇒CCD⇒CMOS⇒QuantumFilm という野望を描かれているようです。

ということで、”QuantumFilm”が採用している、量子ドットという技術は何なのか?
調べてみると・・・む、難しい。。。。orz
なんだかナノテクノロジーの一種ということなのかな・・・

革新的な新型太陽電池「量子ドット太陽電池」が注目を集めている。シリコンなどの半導体を使う従来の太陽電池に、ナノテクノロジーと量子力学の新理論を適用。驚異的な性能を実現できる可能性を秘めた新技術である。

量子ドットはそのサイズを変えることで、電子のエネルギー状態を簡単に変えることが出来るという変わった性質がある。つまり、量子ドットによって、まったく新しい材料の創出が可能になるというわけだ。

とにかく、 InVisage社の主張が正しければ、近い将来プロ用カメラは、コンパクトデジタルカメラサイズになっているかもしれませんね。