ポルシェ 911 ハイブリッド、初レース見事6位 で完走!
ウィリアムズF1が開発していた、KERSハイブリッドシステムを搭載したポルシェ911、いや、正確にはPorsche 997 GT3 R Hybridが初レースで完走し、見事6位に入賞したそうです
ポルシェが2月に発表したレース専用車、『911GT3 Rハイブリッド』。27日、ドイツで開幕した「ニュルブルクリンク長距離耐久選手権」に参戦し、6位で完走を果たした。
流石ポルシェ、初のハイブリッドシステムも見事に戦闘力に結びつけ、しかも完走ということで、快挙と言って良いかもしれませんね。
今回997 GT3 R に搭載されているKERSシステムは、中嶋一貴さんも所属していたウィリアムズF1チームが今年から採用するとこを計画して開発していたものです。
ちなみに、昨年F1で1年間だけ採用された、エネルギー回収システムKERSシステムですが、、チャンピオンになったブラウンGPのマシンにはKERSシステムが搭載されていませんでした。
結局今年のレギュレーションでは採用されていません。
マシンが重くなり運動性能が悪くなるというデメリットがあったようですが、せっかく開発したものを1年でお蔵入りにするには勿体無いですね。
ちなみに、昨年、一番KERSシステムを積極的に使っていたのがフェラーリですが、フェラーリもこのKERSをベースにしたハイブリッドシステムを、将来、全てのフェラーリ市販車にオプションで提供する計画もあるようです。
また、今回ポルシェによって耐久レースでは役に立つということを証明出来たワケですから、このポルシェとフェラーリというスポーツカーメーカーの頂点である2社が積極的に採用するようであれば、今後はF1が捨てた技術のフィードバックが起こるのはちょっと皮肉かもしれませんね。
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