ポルシェ・ボクスターの無駄な装備を廃し走りに徹した、Porshe Boxter Spider
スポーツドライビングを最も楽しめるクルマの一台ですが、それに、電気自動車のスポーツカー、テスラ・ロードスターは、走る楽しみで比較出来るものなのでしょうか?
アメリカのモータートレンド誌が、この2台を実際にクローズドコースで比較する動画をアップしています。
まず、テスラ・ロードスターが、積車に乗って登場。
その理由は、あまりにも速いので、切符を切られちゃうから、ということですが、やはり電気自動車は充電がネックになりますね。
サーキットまで長距離を走って来ると、当然バッテリーも無くなります。
また、サーキットで走り込んでしまうと、帰れなくなるかもしれませんから、テスラ・ロードスターのような純粋なスポーツカーは、積車も購入する必要があるかもしれません。
そして、2台をクローズドコースで走らせた、2人の記者の方の感想としては、やはりこの2台、どちらも楽しいが、様々な意味で比較として結論を出すことは出来ないということです。
あえて言うなら、ポルシェ・ボクスターの方が価格が半分で、より実用的に楽しめるということで、普通の家庭のパパなら、こちらを選ぶしか無いということですね。
一方では、テスラ・ロードスター・スポーツバージョンの方は、ボクスターよりコンパクトで、パワフル。そして、ノンパワーステアリングなど、非常にダイレクトな走りを堪能出来るという意味では、ポルシェよりも、より走りに徹したクルマであると言えるかもしれません。
また、最先端の自動車テクノロジーを、スポーツドライビングで満喫出来るというのは、それだけで喜びなのかもしれないということです。
ビデオの最後に、ゼロ発進テストを行っていますが、何と、テスラ・ロードスターが加速では勝利しているようです。
電気自動車は、まだ創世記にあると思いますが、いきなりそのパフォーマンスが、最もピュアなスポーツカーであるポルシェにいきなり勝利しているのは、驚きと言って良いと思います。
これが、積車が必要無くなれば、スポーツカーとしても、ガソリン車を超えたと言えるかもしれません。
ただ、ポルシェのフラット6の官能的なサウンドは、二度と聞くことが出来なくなるというのは、寂しいかもしれなません。
ちなみに、テスラ・ロードスターが抜群のハンドリング性能を持っているのは、ロータスが設計したシャーシを持っているということ。
エリーゼの派生であり、テスラ・ロードスターのシャーシは、ロータス・エヴォーラに逆採用されているくらいです。
前の記事でナオミ・キャンベルさんが、ロータス・エヴォーラをチャリティーオークションに出品中ということでしたが、テスラ・ロードスターの方がよりエコなチャリティーになったかもしれませんね。
ねた元はこちら:
米国の自動車メディア『モータートレンド』は23日、ポルシェ『ボクスタースパイダー』と、EVスポーツカー、テスラ『ロードスタースポーツ』の比較テスト映像を、動画共有サイトで公開した。