今季、せっかくF1の参戦権を獲得していながら、開幕戦のグリッドに付けないのでは無いかと噂されていたカンポスF1ですが、結局新しいオーナーに売却されちゃったそうです
資金難から今季の参戦が危ぶまれていた『カンポス・メタF1』だが、このほど共同保有者だったホセ・ラモン・カラバンテ氏と元スパイカーF1のコリン・コレス氏が同チームを買収したことがわかった。
これまで、その名の通り、チームオーナーだった、カンポス氏がチーム運営から退き、ホセ・ラモン・カラバンテ氏が買収、チームマネージメントにミッドランドF1⇒スパイカーF1⇒フォース・インディアでチーム運営をされていたコレス氏が、加わったということなんです。
ということで、資金難で参戦が出来ないだろうと言われていたカンポスですが、参戦に向けて動きがあったということです。
「チーム存続に向けたわれわれの取り組みに、多大な支援をしてくれたバーニー・エクレストンに感謝したい」
この買収は、F1興行を仕切るバーニー・エクレストン氏が積極的に動いたというとで、実現したもののようですが、流石にバーニー氏にとっても新規チームがいきなり参戦出来ない状況は避けるべきことだったのかもしれませんね。
そして、カンポスF1の動きには2人の日本人ドライバーの去就も絡んでいるようです。
まず、先日、インディーカー参戦を発表した佐藤琢磨さんですが、カンポスF1のシートを獲得する可能性も十分にあったようですが、琢磨さんにとっては、理想のF1チームと言うには程遠い状態に見えたらしく、自らそのシート争いには加わらなかったとのことです。
「ずっとF1を続けることを夢見てきたけど、競争力のあるマシンが欲しかった」と琢磨はロイターにコメント。
確かに、開幕が迫る今の時点で買収騒ぎもあり、当然マシンも未だにシェイクダウンされていない状態で、満足なシーズンを送ることは出来ないと考えるのは、スーパーアグリでそんな苦い経験を重ねてきた琢磨さんだからこそ知っているのかもしれませんね。
また、もう一人今季の去秋が注目される、中嶋一貴さんですが、グリッドの空きを狙っているステファンGPが中嶋さんの起用を正式に認めました。
ステファンGPは、ドライバーの一人として中嶋一貴を起用することを認めた。
そして、ステファンGPはマシンもドライバーも揃えている状態で、更に、今季の参戦枠が開くのを待ち望んでいます。
ゾーラン・ステファノビッチによれば、ステファンGPの2010年型マシンは走行準備が整ったようだ。
カンポスF1が今季に向けてようやく動き出したことにより、ステファンGP、そして、中嶋一貴さんは、もう1つ参戦が危ういUSF1の枠を狙うことになります。
もうすぐUSF1から何らかの発表があるようです。
参戦断念の報道も出てきているUSF1だが、希望の光も見えてきたようだ。
USF1も参戦に向けて動きが出てきたようです。
中嶋一貴さんは、開幕戦のグリッドに付くことが出来るのでしょうか?