iPhone OSはAppleのハードでしか動作しない筈ですが、Androidは基本的にオープンソース。
その可能性もさることながら、DellやIBMのスマートフォンでは、Androidのロゴが見当たらないことが注目されているようです。
最終的にはGoogleのAndroidがスマートフォン市場を制することになるだろう。今年中ではないだろうし、2012年でもないかもしれない。しかし、Androidがデファクト・スタンダード(事実上の業界標準)になる日は近づいている。
既にAndroidは組み込みOSのような使われ方をしているということでしょうか?
また、スマートフォンと携帯電話の境界線も曖昧になっていることから、スマートフォンは特別扱いされない存在になる筈です。
今後はAndroid OSが通信端末のディファクトスタンダードになるかもしれません。
更に、Androidは携帯電話のみならず、家電の組み込みOSとして利用される可能性もあるようです。
Androidの組み込みシステムへの普及を目指す一般社団法人Open Embedded Software Foundation(OESF)は1月12日、東南アジア地区へ活動範囲を拡大するため、新たにベトナムのホーチミンに活動拠点をオープンしたと発表した。台湾、韓国、中国に続く4カ所目の海外拠点となる。
CESでは、電子レンジや洗濯機でもAndroidを採用した製品が現れています。
Touch Revolution社のNimbleもAndroid採用のタブレット端末です。大きさは7型。WiFiに対応しており、VOIPを利用することでスピーカーフォンとして使える、家庭用電話の置き換えになるというアピールをしています。ちなみに同社は昨年のCESでもフォトスタンド風のAndroid端末を展示していました。
昨年、NTTはデジタルフォトフレームにAndroidを採用した製品を公開しています。
本日、NTT東日本が新たに「待受情報配信サービス」と「光iフレーム(仮称)」という名称の、ネット対応デジタルフォトフレームを公開しました。
少し前から、家電製品のネット接続の流れが始まっていますが、Androidがネット端末向をターゲットにしたOSだとすれば、将来の家電の組み込みOSとして、Androidの採用の可能性は確実に高くなることが予測されます。
そして、最近のニュースではGoogleは電力まで進出するようです。
Googleが電力卸売市場で電力を売買するための認可を求めている。巨大なデータセンターのエネルギーコストを管理するためという。(ロイター)
二酸化炭素排出量を抑えてより環境に責任をもつ企業となるために、再生可能エネルギーをもとにした電力の購入・販売を容易にする目的のようです。
もうすぐしたら、電子レンジや冷蔵庫がGoogleのクラウドベースで動作するようになっているかもしれませんね。
また、Googleの検索対象に、冷蔵庫の中身や二酸化炭素排出量もひっかかるようになるかも来るかもしれません。