F1タイヤ供給は韓国メーカーの争いに?
2010年でF1からブリジストンタイヤが撤退します
その後、F1という世界最高峰のレースを支えるのはどのメーカーになるのでしょうか?
タイヤこそ、レーシングカーの中で最も重要なパーツであると言えるかもしれません。
F1のパーツの中で唯一路面とコンタクトし、加速、ブレーキング、コーナリングとマシンの全ての動きを支えるパーツであり、F1コンストラクターやエンジンサプライヤーでは、製造することが出来ないパーツでもあります。
ブリヂストンがF1に参戦したのは1997年、そして翌年の1998年マクラーレンとミカ・ハッキネンによってチャンピオンを獲得するという快挙を成し遂げ、それまでF1タイヤメーカーとして35年も供給を続けてきた、グッドイヤーを撤退に追い込みました。
そして、2000年からはフェラーリとシューマッハの黄金期を支えた最重要パートナーとして輝かしい成績をF1の歴史に刻みました。
その後、ミシュランとの激しいタイヤ戦争、2005年アメリカGPでミインデアナポリスのバンクに耐えられなかったシュランがレースに参加出来ないほどタイヤは極限の性能を求められる中、ブリヂストンは常に安全性を最優先で信頼を勝ち得たとも言えるのです。
そして、2007年からF1を支える、唯一のタイヤサプライヤーとして供給を続けていたのですが、その間も大量のタイヤを確実に供給し、素晴らしい仕事をしていたと言えると思います。
関心を示しているのはいずれも韓国のタイヤメーカーということだが、すでにF3やGTシリーズで実績のある『クムホ』や、『ハンコック』『ネクセン』などの名前が挙げられている。
2010年でF1へのタイヤ供給を終了するブリヂストンに対して、FIAが引き止めを考えていると言われている一方、そのポジションを韓国の2メーカーが争っているという。
BSが撤退することになりましたが、F1に供給出来る実力を持つメーカー、つまりこれまでF1タイヤを供給した経験のあるミシュラン、ピレリ、グッドイヤーなどは代わりに供給する意思は無く、結局、新規参入メーカーに頼ることになるのでしょうか?
もし、経験が無いメーカーによって、何かしたの問題、例えば2005年アメリカGPのようなことが発生するなら、FIAにとってそれは許されるべきことでは無い筈ですね。
FIAはブリヂストンに、留意しているそうですが、どうなるのでしょうか?
韓国のタイヤメーカーもGT選手権などに供給実績もあり、F1でも大丈夫かもしれませんが、日本のF1ファンにとって、ホンダもトヨタも居ないF1は寂しいので、せめてブリヂストンには残って欲しいとも思います。
しかしながら株式企業として、いったん決定した会社の方針を、特に投資が必要な方針に関していきなり変更することは普通出来ないのが現実なのでは無いでしょうか?
もし韓国メーカーが参戦するなら、こんな新しいテクノロジーも導入して欲しいですね
韓国タイヤメーカー、錦湖(クムホ)タイヤ(Kumho Tyre)は29日、オーストラリアのシドニー(Sydney)で、世界初の香りの出るタイヤ「アロマテクノロジー(Aroma Technology)」を発表した。
ちなみにラベンダーの香りはアロマセラピー的には神経を鎮静させ、安眠出来るという効果だそうですが、F1グランプリの戦いの場を盛り上げるには向いてないかもしれませんね・・・・