DUCATI Desmosedicis GP10発表
ドゥカティがフェラーリと合同の恒例スキーイベントで今年のMotoGPマシン、デスモセディチ GP10を発表しました
Ducati general manager Claudio Domenicali said the team’s new 2010 MotoGP contender – unveiled in Italy today – should be more rider-friendly than recent Desmosedicis.
Desmosedicis GP10のテーマは乗りやすさ
これまで、ドゥカティは800ccになってからの MotoGPマシンは、排気量の縮小を補うごとく、とにかくピークパワーを追求したエンジン特性、そして、ケーシーストーナー以外のライダーにはなかなか操縦が難しいハンドリング特製をもっていたようで、その証拠に、ストーナー意外の勝者と言えば、2007年茂木でカピロッシが勝利した意外に無いという特殊なマシンでもありました。
そこで今年のGP10は全てのライダーにも受け入れられる乗り易さが開発テーマに設定されたようです。
またこれまでのマシンはピークパワーを追求した、スクリーマー点火方式。つまり、4気筒をほぼ均等に点火することで、高回転で伸びる特製を与えられたものでしたが、昨年途中から採用された、エンジン基数制限により、合計6基、1つのエンジンで1600km以上最低3グランプリ戦う耐久性のあるエンジンが必要になり、エンジン回転数を抑えると共に、内部パーツの全面設計刷新を行っているそうです。
その結果回転数を抑える代わりに、ビッグバン点火方式にして乗り易さを向上させるトライもしているということです。
シャーシの方は特に、後輪側が大きく変更され、サスペンションの支持が4ポイントから6ポイントとなり、スイングアームも刷新され、適度な剛性とすることで乗り易さを追求したシャーシになるそうです。
ということで、ロッシをチャンピオンに導いたYAMAHAのYZF-R1が常に乗り易さを追求したマシンであったように、DUCATIがそれに気が付き、ストーナーのみならず、元チャンピオンであるニッキー・ヘイデンも勝てるマシンにすることで、より強いチームとなることが予測されます。
今年は(も)真っ赤なDUCATI Desmosedicis GP10に注目ですね!
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