こちらのグラフは1996年から2009年までのF1レースでのラップタイムの変遷です。(via f1fanatic.co.uk)
サンプリングされているサーキットは
・アルベルトパーク
・セパン
・バーレーン
の3つです
このグラフを見ると、2004年あるいは2005年がF1のラップタイムがもっとも速かった時代なんですね。
2004年のチャンピオンはミハエルシューマッハが引退前最期にチャンピオンを獲得した年、2005年はアロンソですね。
2005年までがラップタイムが速いのは、排気量3000ccのV10エンジンが使えてた最期の年ということ、2006年からは2400ccのV8エンジンと大幅にエンジンパワーが制限されてしまったことによると思います。
そして、2009年に大幅な空力制限が加えられたのですが、ラップタイムが低下したサークットと逆に速くなったサーキットがあるのが面白いですね。
ちなみに3つのサーキットのレイアウトはこんな感じ
・オーストラリア メルボルン アルベルトパーク 5.303km コーナー数 16
市街地コース 路面は汚れており滑りやすい
・マレーシア セパン 5.543 km コーナー数 15
高温多湿
・バーレーン 5.412 km コーナー数 15
暑さ、砂で滑り易い
さて、2010年のレギュレーションで変化が最も大きいのは、給油禁止ということ、そしてフロントタイヤの幅が狭くなるということです。
給油禁止は序盤のラップタイムが落ちることになります。
フロントタイヤは絶対的なグリップは低下するのですが、前後のバランスは向上するとのことです。
これらによってレースとしては序盤はスローペース、そして中判からベストラップタイムが記録されることになると思われますが、2009年よりラップタイムは速くなるかもしれませんね。
2010年シューマッハが復活しますが、彼の黄金時代のラップタイムを更新することになるのでしょうか?
ねた元はこちら:
There are some significant changes to the F1 rules this year, but not as drastic as those we saw in 2009. So how much more speed can the designers conjure out of the cars – and how will it affect race strategy?