ThinkPadと言えば、大和事業所で設計されていることをご存知の方はかなりのThinkPad通なのでは無いでしょうか?
そうです、Lenovoになっても大和事業所でThinkPadは開発されているのです。
さて、大和研究所の中でどのようにThinkPadが開発されているんでしょうか?
◆ThinkPad第四世代とは
・第一世代 1992年発売
やっとカラーの液晶が出た時代
価格もかなり高い
名称のルールは数字の3ケタ
課題として各シリーズの間で一貫性が無かったこと。
例えばドッキングステーションなど専用周辺機器が必要だった
・第二世代 2000年
先頭にアルファベット1文字を付けシリーズを識別するようになった
第一世代の反省を生かし、共通の使い勝手、共通の外観、整合性を目指す
IBM大和事業所で設計されているのはLenovoになって何も変わっていない17年の歴史
・第三世代 2005年
母体がLenovoに変わった
より高機能、高性能を目指す
アルファベット+数字3ケタ
・第四世代とは
今までのThinkPadは企業顧客にフォーカスした製品であった
黒一色に 赤いトラックポイント がデザインイメージとなった
しかし家庭、外で持ち運ぶ場合やぼったいと思われていた
非常に高機能であり 企業のネットワークメンテナンス機能なども持っていた
ThinkPad Edgeシリーズはこれまでに無い新しいお客様に使わっていただくこと
X100e はビジネス向けび加えより広い層向け
とにかくシンプルな外観。かつ見た目がお洒落なデザインはこれまでのThinkPadシリーズには無い特徴
・これまでのThinkPad = クロノグラフ
いろいろなものが付いている、非常に高機能
しかしながら使い辛い面もある、人によってはうっとうしい
・ThinkPad Edge = シンプルな腕時計
すごくシンプル 簡単に使える
不必要なな機能は省かれている
ブラックカラーもグロッシーな仕上げ、銀色のバンドなどデザインのアクセント
・新しいキーボードについて
しかしThinkPadはキーボードが命であるこだわりをもっている。
今でも常にチューニングを続けている
今までと違う形状にしたが、今までと同じフィーリングを保つことが出来た
フルサイズ19mmピッチ
・ThinkPad Edge 13″
家庭用としてHDMI端子を搭載
見た目は変わっているがThinkPadのクオリティは保っている
堅牢性耐久性はそのまま
家庭用として使い易いユーティリティを備える
・ThinkPad X100e
安価でThinkPadの機能を提供する
IdeaPadともこれまでのThnkPadとも違う
価格は安いがトラックパッドとトラックポイントを採用している
カラーは三種類
はじめての11インチモデル
AMDプロセッサを採用
従来のThinkPadはフラットな形状が特徴でマテリアルの強さで強度を保っていた
今回は小型化、マテリアルの変更でも従来と同等の強度を保つ為にドーム形状を採用
3mmの高さのドーム 逆さにすると良く回る(笑)中にクッション材も入れて万全に備える
薄型化に伴い真ん中にトラックポイントがディスプレイとのクリアランスを保つ設計は非常に辛い
従来は1mmのクリアランス
⇒ トラックポイントの背を低くし1.4mmに増加
⇒使い辛くならないようにキー周りの干渉を避けるデザインを工夫
ボディ材質を通常のプラスチックを採用し更に薄型化と軽量化で」大きな穴があり非常に弱い
しかし、すべてのパーツを組んだ状態で剛性を確保する設計を実現
キーストローク最適化 X100eは 2mmのストローク
Edge 13″は従来通り 2.5mmのストロークを保っている
2mmにしても従来と同等のフィーリングを保つ設計
目隠し調査を実施し、2.5mmのキーボードとほぼ同等のフィーリングであることを実証
操作をシンプルにする為に5列キーボードの採用
タッチパットの面積はを非常に細かく実験して決定した
Fnキー の割り当ても一般ユーザ向けに最適化
冷却機能の綿密な検討
★ハードディスクは耐衝撃ケースに入れている。
落下からの保護を、吸収する構造。
ステンレスを支えるのバネの弾性を利用して衝撃が吸収される
落下時のG変化を感知し、HDを休止させるハードディスク・アクティブプロテクションシステムも
内部構造とソフトウェアの両面から、落下によるハードディスク破損を防ぐ構造となっている
冷却性能のエキスパートによるシミュレーションを活用したエアフロー設計
いわゆる拷問テストをすべてやっている
液体を掛けるテストもOK
コーナ落下試験の動画を御覧下さい(iPhoneで撮影)
振動テストの動画をご覧下さい(iPhoneで撮影)