最新のデジタルカメラは、イメージセンサーの進化による、高画素化、高感度化、そして、レンズの進化により、高倍率化、更に、画像処理能力の向上と、コンパクト化が進んでいる筈で、当然、画質は常に向上している・・・・というのはもしかしたら思い込みなのかもしれません
こちらの記事で
本体サイズは、3年前の光学3倍ズーム機とほぼ同じ!
レンズのズーム倍率が高くなるほど、レンズユニットは大きくなる傾向がある。だが、F70EXRは光学10倍のズームレンズを搭載している割に、本体は意外なほど小さく軽い。2006年発売の光学3倍ズーム機「FinePix F30」と比べると、わずかに数ミリ大きいだけにとどまっている。厚さはF70EXRの方が薄いほどだ。バッテリーとメディアを含めた重量も5g重いだけである。
同社の、最新コンパクトデジタルカメラFinePix F70EXRと、名機の誉れ高い、FinePix F31fdのベースになった、FinePix F30を比較されています。
FinePix F30は2006年発売と3年前のデジタルカメラ。
600万画素という、今ではどんなに安いコンパクトデジタルカメラよりも画素数が少ないスペックです。
そして、その作例が比較できそうなのがこちら
拡大してみます
こちらが、FinePix F70EXR
こちらが、FilePix F30
ピクセル等倍での鑑賞云々って言うより、明らか委にF30の方が撮影されている情報量が多いということが判ります。
F30は畳の目1筋1筋まで判別出来るのに対し、F70EXRは、畳の目はおろか、畳の継ぎ目までが消失しているのですから、もう大差という他ありません。
ちなみに、このF70EXRがこのクラスのコンパクトデジタルカメラとして、決して画質が悪いということは無いようですし、実は、F30のCCDの方が、F70EXRより少しイメージセンサーのサイズが大きいということもありますが、
ともかくも、F30やF31fdがいかに、傑作のコンパクトデジタルカメラであったということなのか?それとも、600万画素よりも画素数が多くなると良いことは無いということでしょうか?
GR DIGITAL IIIや、Panasonic LUMIX DMC-LX3がフルモデルチェンジで画素数を1000万画素に据え置きしたのも、この例を見ると納得です。