今年もデジタル一眼レフカメラの新機種が続々と登場していますが、その売れ行きはどんな感じなのでしょうか?
BCNランキングの統計では面白い結果が出ています。
◆入門機ならCanonが強い
まずキヤノンのEOS Kiss の強さが光りますワンツーフィニッシュ。Kiss X3で動画撮影機能を搭載したのですが、それ以外はいたってベーシックな入門デジタル一眼レフです。
D5000のような可動液晶は無いし、Panasonic G1のように小型軽量でも無い、とあまり特徴が無い割りに売れているというのは、はやり入門機であっても、キヤノンのデジタル一眼レフカメラに対する信頼やブランド力があるのかもしれませんね
◆動画撮影機能の訴求は今一歩
次に判るのは、動画撮影機能を搭載した入門機3機種、Canon Kiss X3、Nikon D5000、Panasonic GH1の順位です。
可動液晶のD5000、ほぼ完璧な動画撮影が出来るGH1に対して、こちらも特徴の無いKiss X3が一番売れてしまったというのは、今のところ動画撮影機能に関しては、その売り上げ順位を変動sさせるほどのインパクトは無いのかもしれませんね。
◆中級機以上が売れていない
そして、やはり景気動向のせいなのでしょうか?以前であれば、Canon EOS 5D mark IIや、Nikon D700などの20万円を超えるカメラもランキングインしてた筈ですが、先月は1機種もベスト10に入っていません。
唯一ランクインしているのが50D、これも中級機の中では低価格な機種ですね。
結局Kiss X3よりKiss X2が、Nikon D60より、D40が売れている事実は、デジタル一眼レフカメラと言えども、やはり価格に対するユーザの意識が高まっているということだと思います
◆2強+パナソニックが台頭
次に、ペンタックス、オリンパスが1台もランキングインしていないということ、、またソニーにしてもα300という繋ぎ的な機種しかランキングインしていないということで、キヤノンとニコンの2強は相変わらずですが、ますます寡占化していると共に、パナソニックという新参メーカーが2機種ランキングインしているというのも今後のデジタル一眼レフカメラのシェアを占う上でターニングポイントになるのかもしれません。
ただ、ペンタックスから発売を控えているK-7がかなり前評判が良いようで、6月末の発売ですから、もしかしらたら、今月、あるいは、来月のランキングに登場してくるかもしれませんね。
◆画素数増加が一段落
そして、ランキングとは関係無いかもしれませんが、画素数の向上競争が一段落した感もあります。
1000万?1500万画素の間にあれば、画素数が多い=売れるという図式は、既に成り立たなくなっているのかもしれませんね。
私も、Olympus E300とCanon EOS 1D mark IIとどちらも800万画素。。。
現状の新機種なら画素数が十分となれば、買い替え時そろそろかな?w なんて考えていますが、先立つものが・・・w
狙ってるのがコレ→
ねた元:
1位は2か月連続でキヤノンの「EOS Kiss X2」が獲得したが、前月はトップ10に1機種しかランクインしなかった各社の最新機種もそれぞれ順位を上げてきている。
各社の主だった新機種が発売され、いよいよ夏商戦が始まった感のあるデジタル一眼レフカメラ市場。1位は2か月連続でキヤノンの「EOS Kiss X2」が獲得したが、前月はトップ10に1機種しかランクインしなかった各社の最新機種もそれぞれ順位を上げてきている。09年5月の売れ筋ランキングを紹介しよう。