これまでのF1分裂の騒動は結局、現FIA会長であるマックス・モズレー氏の辞任と共に回避出来ることに落ち着きそうです
モズレー氏が辞任に追い込まれたのは、やはりファンの声なのでしょうか?
F1ファンの多くは、FOTA側を支持していたようです
調査結果によると、F1をサーキットで観戦したファンやテレビ視聴者は、FIA(国際自動車連盟)のマックス・モズレー会長と、意見を異にするチームの政治的論争では、FOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)を支持しているという。
しかし今回の騒ぎは、F1というスポーツの外で起こった、政治闘争であるという面もしっかり捉えなければ、必ずしもFOTAが正義だとは言い切れないのかもしれません。
フェラーリは24日(水)、FOTA(フォーミュラ1チームズ・アソシエーション)を代表して、F1の政治闘争における勝利を宣言した。
フェラーリは、その戦いの終結として勝利宣言を出しましたが、その中で政治闘争だったということを認めています。
そして、次期FIA会長に就任の噂が以前から絶えないのは、その元フェラーリのボス、ジャン・トッド氏なのです。
今回のF1分裂騒動でFIA(国際自動車連盟)はマックス・モズレー会長の今季限りでの引退を明らかにしたが、その後任に元フェラーリ・チーム監督であるジャン・トッド氏の名前が上がっているようだ。
マックス・モズレーが10月にFIA会長を退くことを発表したことで、早くも誰が次のFIA会長の座につくかに注目が集まっている。
勿論、ジャン・トッド氏はフェラーリの黄金期を築いた手腕と、人望により、そしてその功績により現在最もFIA会長に相応しい人物であるのは言うまでもありません。
しかし、FOTAにしてみれば、FIAの会長が、特定のチーム、しかも、F1の中で最も有名で人気のあるチームに関係していた人物となるのは好ましいとは思えないという意見のようです
FOTAは、マックス・モズレーのあとを継ぐFIA会長の最有力候補がフェラーリの元チーム代表ジャン・トッドであるとの報道を暗に否定した。
一方の、モズレー氏も今回の騒動の敗者とは思っていないようです
自身が提唱した予算制限がルールから完全に削除されたにもかかわらず、イギリス出身のモズレーは、争いに敗れたことを否定した。
そしてモズレー氏は・・・・
FIA会長のマックス・モズレーは、FOTAがメディアに対して事態を”意図的”に誤った方向に導いているとし、FIA会長辞任を再考する考えをみせている。
何と、これまでのFOTAやらメディアやらの動きに対し、再び激怒という状態になっているようです。
もしかしたら、再度ひと悶着があるかもしれませんね・・・・