FIAの示した二重レギュレーションに各チームが猛反発しているワケですが、F1の象徴であるフェラーリもとうとうF1撤退を視野に入るという正式表明をする事態に至りました。
FIA(国際自動車連盟)が示したF1チーム予算制限案については、メーカー系チームなどから反発を受けているが、とりわけフェラーリはルカ・モンテツェモロ社長が「強行ならF1撤退する」との強い姿勢をみせている。
FIAはこの案の回答を含めた、来季のエントリー期限を今月29日としている。
フェラーリは5月12日、FIAがF1で2010年シーズンから導入を予定しているコスト削減策に反対し、削減策がこのまま採用されるならば今09年限りでF1参戦を取りやめると発表
既に、トヨタ、BMW、レッドブルなどが同様の表明を行っていますが、フェラーリがF1を離脱するインパクトは、さらなる同調の可能性を秘めているようです。
まずは来期F1エントリの締め切りが5月29日ですが、フェラーリをはじめ、反対しているチームはエントリしないという異例の事態になりそうです
FIAが設定した5月29日の提出期限までに2010年のF1世界選手権に正式に申請するのは、ブラウンGP、ウィリアムズ、フォース・インディアのみとみられている。
一方、F1を仕切るFOAのボス、バーニーエクレストンさんは楽観的な見方を示しているようです。
「フェラーリがF1から離れたがっている訳ではないし、モズレー(FIA会長)だって彼らを失いたいなとど思ってはいない。
確かに、フェラーリがなによりも世界中の人に最高のクルマという印象を与えているのはF1があってこそのことだと思いますが、それにしても、FIAとの確執はこれまでに無い深さのようです。
しかし、いったん大チーム撤退→やっぱりフェラーリ参戦・・・・なんて大どんでん返しってことにならないでしょうね!?(^^;;