昨日行われたF1スペインGPで、マシンの速さを取り戻したフェラーリでしたが、終盤の燃料切れという状態に陥りせっかくのポイント獲得を減らしてしまう結果となってしまいました・・・
今シーズン初ポイントを獲得したマッサでしたがはその後・・・・
スペインGPで6位入賞を果たしたフェラーリ・チームのフェリッペ・マッサ(28歳:ブラジル)だが、しかし「僕らのチャンピオンシップはもう終わった」と、今シーズン初となるポイント獲得にも肩を落とした。
今期のチャンピオンシップ争いを早々に離脱宣言しちゃいました。
昨年は、ハミルトンとの熾烈なポイント争い、最終戦のブラジルGPでの大番狂わせで、せっかく手の中い掴んでいたチャンピオンが転げ落ち、今期はそれを挽回すべく決意の戦いだっただけに、非常に残念で堪らないということでしょう。
スペインGPのフェラーリについて、批判が更に高まっています。
2009年第5戦スペインGPで、スクーデリア・フェラーリ・マールボロは前戦に続いて一台が6位に入賞。ただし今度のドライバーはフェリペ・マッサだ。マッサはレース中三番目に速いラップタイムを計測しながら終盤まで4番手を争っていたが、燃料節約のためペースを大幅に落とす事になった。二度目のピットストップで予定した量の燃料がしっかりタンクに入らなかったのである。キミ・ライコネンは18周目にリタイアを強いられた。油圧が落ちて加速制御に問題が生じたのである
クルマに明らかな改善が見られるフェラーリチームだが、チーム内の愚かなミスは改善されていないようだ。土曜日のフリー走行でフェリペ・マッサとキミ・ライコネンが久々にタイムシートのトップを独占し、続く予選でもマッサは改善されたペースを発揮して4番グリッドを獲得した。しかし、ライコネンは予選Q1で1回のアタックしか行わず、セッション終盤で他のチームがタイムを改善させていくのをガレージで見守り続け、結局16番手までポジションを落としてQ2進出を逃してしまった。
不調に喘ぐフェラーリは、スペインGPでも大失態を演じてしまった。予選Q1ではキミ・ライコネンがQ2進出を楽観視して1回のアタックのみを行い、結果的に他チームがタイムを改善させたことで16番手でQ1敗退となってしまった。決勝ではフェリペ・マッサの給油量が足りず、レース終盤では燃料をセーブさせて走るしか方法がなく、4位から6位にポジションを落とすはめになった。
昨日の予選でのミスに続き、フェラーリが、またしても信頼性とチーム力の弱さを露呈させた。
「計算に問題はなかった。機械に問題があったんだ。でも、その問題が人間の問題ないのか、機械がなのかはわからない。何が問題かを分析する必要がある。とてもイライラしたよ」
マッサが言うようにフェラーリの問題は、機械の不調などによる偶然の連鎖なのでしょうか?
それとも人的な問題のせいなのでしょうか?
一報のブラウンGPは、マシンの完成度も高いのですが、やはり、レースウィークで殆ど失敗をしないということが際立っています。
流石、フェラーリ黄金時代を構築し、ブラウンのオーナーであり、レース戦略を仕切るロス・ブラウンの手腕がその奇跡を生んでいると言って良いかもしれませんね。
その結果、ブラウンGPの前身である昨年のホンダがいたポジションと、フェラーリが今年居るポジションが同じになっているということは決して機械だけの問題では無いのかもしれませんね。