もう既にTV中継で見られた方も多いと思いますが、F1開幕戦オーストラリアGPでF1史上に残る奇跡が起こりました。
2009年開幕戦オーストラリアGPのポールポジションは、ブラウンGPジェンソン・バトンが獲得した。
バトンによるポールポジションは2006年オーストラリアGP(ホンダ)以来、通算4回目
新規チームである(として登録された)ブラウンGP、そして、バトンがポールポジション!更にバリチェロも2位とワンツーフィニッシュ!
テストから絶好調のタイムは、フロックでも、ズルでも(とも言われていた)無く、ホンモノ、いやそれ以上であるというのが証明される120%の結果となりました。
ちなみに、新規参入チームが開幕戦でいきなりポールポジションを獲得したのは、1970年のティレルというとです。
ジェンソン・バトンのポールポジションは2006年のオーストラリアGP以来、そして新規参戦チームがいきなりポジションを獲得したのは1970年カナダGPのティレル以来となる。
ホンダF1のファンだった方は良くご存知だと思いますが、ブラウンGPの前身は、ホンダF1チーム、その前身は、BARホンダ、そして、その前身と言うと、ティレルになる訳で(但し参戦権のみで実質は消滅だったわけですが)すから、そんな巡り会わせもF1の歴史があるからこそなんですね。
しかし、ポールポジションを獲得したのは、チームとマシンそして、最終的にはドライバー力がそれをモノにしたわけですから、バトンさんの実力、そしてそれ以上に、数年に渡り苦難に陥っていたホンダを支え、買収される間もこのチーム一筋の信念を貫き通したことが今回のポールポジションの原動力になったのは間違いありません。
バトンはこれまでの厳しいウインターシーズンを戦ってきたチームの努力に心から感謝している
一方、2位のバリチェロさん、昨年末はホンダから解雇されることが決定付けられている報道がありました。もしかしたら、ホンダが撤退していなかったら、今期はそのシートに収まってなかったかもしれません。
ブラウンGPになりその経験を買われ今期もシートを獲得し、開幕戦で予選2位を獲得したバリチェロさんの場合もF1の二十三重のドラマとなった訳です。
予選の結果総合はこちら
F1 第1戦オーストラリアGP -RIJ- (2009-03-28) Qualifying-Session
こちらF1公式の結果