今期フェラーリF1はKERSシステム開発が大幅に遅れていることを自他共に認める状態にありますが、更に悪いことに、今期からのF1のレギュレーションでは、シーズン中にF1のテストは出来なくなるのです。つまり、開幕前にKERSを実戦に投入できるまで完成度を高めておかなければ、シーズン中は使い物にならなくなっちゃうという大変不利な事態に陥ることになるのです。
しかしながら狡猾なフェラーリ首脳はその罠をかいくぐる手段を見つけたようです。
噂では、フェラーリのKERSがプジョーのル・マン プロトタイプ908に搭載されるとのこと
ということで、プジョーのルマンカーですでにディーゼルエンジン+ハイブリッドシステムを搭載することが決定したいた、908HYのシステムをF1と同じシステムにして、テストと実戦でつかいまくることで戦闘力をアップするということです。
より、重く、F1より最高速が高いルマンカーで戦闘力が確認できれば、F1のような軽い車体に搭載したときは確実にその効果が予測できるでしょうね。
更に、ルマンカーは基本的に耐久レースが実戦となりますから、KERSシステムの信頼度も大幅に向上させることができそうです。
フェラーリ陣営はかなりウマーな案を考えたものです。
一方、プジョーと三菱自動車も電気自動車のOEMで提携したそうです。
三菱自動車が、独自で開発した電気自動車を仏自動車大手プジョー・シトロエン・グループ(PSA)にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する方向で検討していることが8日、明らかになった。
自動車のエレクトロニクス化は三菱の十八番ですから、この提携はかなりプジョーにとって力強いものになる筈ですが、もしかしたら、三菱の電気自動車技術がフェラーリF1にコッソリ使われている・・・なんてことになっているのかもしれませんね。