ホンダ記者会見の内容
HONDAは青山でF1撤退について記者会見を行いました。
やはり、ホンダは世界経済の影響を免れなかったということですね・・・
ホンダは5日午後、東京都内の本社で記者会見を行い、国際的な自動車レースのフォーミュラワン世界選手権(F1)から、撤退することを発表した。来シーズンからレースへの参加を取りやめる。世界的な金融危機が続くなか、巨額の経費がかかるF1事業からの撤退を決めた。
年間で約500億円とされるチーム運営費が経営の重荷となっていた。同日午後、東京都内で記者会見した福井威夫社長は「ホンダを取り巻く経営環境が悪化し、回復にはしばらく時間がかかる。経営資源の効率的な再配分が必要」と理由を述べた。(
本業が落ち込む中、モータースポーツ、中でも大金を必要とするF1は大きな負担になる。ホンダは今季、入賞わずか4度。コンストラクターズ(製造者部門)ランクでは、5月に撤退したスーパーアグリを除く10チーム中9位と低迷したが、約370億円もの予算をかけていたとされる。これに対してスポンサー料やテレビ放映権料などの分配金など収入は少なく、多くはホンダ本社の持ち出しとなっている。
業績悪化の中で目立った成績を出せずに巨額資金を必要とするF1参戦を続けていることに対し、株主から不満が出ていたということだ
自動車の販売だけではなく、二輪も含めて、北米のみならず世界中のマーケットが10?11月に入ってから加速度的に減速している。これは我々の想像を超える、全く先が見えないような状況。10月以前ではこういう決断はなかった。
ということで、つまりは株主優先、会社の存続の前にはF1の撤退も止む無しということですね。
これまでご苦労様でした。。。。
しかし、HONDAのF1参戦第三期は、ファンの期待を裏切ってしまったのは非常残念ですね・・・
1期2期ともチャンピオンを獲得したHONDAは結局1勝しか出来なかった訳ですし、数々の判断ミスも露呈しています。。。。
まず、B.A.R.の買収・・・・なんであんな実力の無いチームを買収しちゃったのでしょうか?
行く末的には、ポっと出で資金が数分の1のスーパーアグリよりも遅かったのですから本当にチームの実力が無かったのでしょう。
次に、地球号の件・・・・無広告と地球環境を訴えることを自慢に広告を一切ボディに張らないという画期的なプロモーションをしていた訳ですが、勝てない→広告が入らないの悪循環を、地球環境貢献に転化したのは良くないと思います。
そして、スーパーアグリとの決別。
どうせ資金的に成り立たないのは判っていたのですから、撤退させるならシーズン前の方がダメージが少なかったと思います。
ファンの立場からすれば、オールジャパンのSA、そして、本家チームより早くなったSA、それをホンダ本社の意向で、強制的に撤退させたというイメージはかなり悪かったと思います。
ロスブラウンの獲得
2009年に向けて、ロスブラウン体制で準備万端ということになった筈です。
しかし、ロスブラウン効果は2008年に発揮出来なかった、、、というか、マシンは遅くなってしまったのは、他に大きな要因があったのではないでしょうか?
F1で一番お金を掛けたチーム
2008年、一番予算が多かったのはホンダF1チームということでした。
いくら2009年の準備だからといって、お金を欠けて最下位チームと一緒に走っていた事実は、もうどうしようも無いくらいひどかったのかもしれません。。。。
また2009年に準備に巨額に投資したのであれば、KERSなり、新型の空力を早めに走らせるアピールしていないのもおかしいですね・・・・
ということで、ホンダが撤退したら日本のF1はどうなるのか?というアンケート
やはりレースで世界のブランドを手に入れたホンダですから、レース好きなホンダファンも多かったと思います。F1人気に少なからずの影響がありそうですね。。。。