アロンソの決意とフェラーリの関係
今年の後半、ルノーF1マシンの急激な進化、そしてアロンソが再び表彰台の頂点に帰ってきました。
結局、来年もアロンソはルノーと共にF1グランプリを戦うことになりましが、アロンソは本来フェラーリで戦いたい、、という気持ちをここ最近は、隠そうといていません。
アロンソは、このインタビューで3回チャンピオンを獲得するまで絶対引退しないと言い放ちました。
元ダブルチャンピオンのフェルナンド・アロンソ(ルノー)は、自身にとって3度目のタイトルを獲得するまでは引退しないと語っている。
これは、たぶん、3度目以降のチャンピオンはフェラーリで獲得するという意味と取って良いと思います。
そして、そのアロンソの野望を実現すべく、着々と周りの環境がアロンソのフェラーリ入りを後押ししている兆しが現れています。
アロンソがルノーを離脱しマクラーレンF1に加入したとき、アロンソの忠実で最大のスポンサーである母国、スペインのサンタデール銀行もマクラーレンのスポンサーとなりましたが、アロンソの予定外のマクラーレン離脱ということで、サンタンデールはそのままマクラーレンのスポンサーを続けています。
ボティンは、昨年末フェルナンド・アロンソがマクラーレンを離れたとき、彼の乗るマシンにサンタンデルのロゴを掲載したいと語っていた。
2009年一杯でマクラーレンとの契約が満了することから、2010年にはフェラーリ・チームへ移行するとされていて、これは同時にアロンソがかねて熱望する跳ね馬入りとの噂とも合致しそうで注目を集めている。
そして、そのサンタンデール銀行は、2010年アロンソのかねてからの希望であるフェラーリ入りを後押しすると公言したのです。
サンタンデール銀行にとって、スペインの英雄であるアロンソ、そして、F1の象徴であり、自動車ブランドの頂点に立つフェラーリを支援できるのは、それ相応のメリットがある筈ですし、アロンソが2008シーズンの後半に見せたパフォーマンスは、彼がもう一度F1の頂点に立てることが実証されたということで、再びアロンソをスポンサードすることに、何らの迷いも無くなったということだと思います。
この状況からすると、アロンソの2010フェラーリ入りは、ほぼ確実路線、生涯マクラーレン宣言をしたハミルトンとの対決が見ものですが、それより前に、マッサとライコネン今年は本当の生き残りを掛けた戦いが必要となります。
はっきり言って、どちらかがチャンピオンを取らない限り、放出はやむ無しということでしょう。
仮に2人ともチャンピオンを取れなったとすれば、大幅なドライバーの動きがあるかもしれません。
来年のフェラーリの2人のドライバー、実は背水の陣の1年ということを理解して観戦すると、より面白いかもしれませんね。