早速ですが2009年のレギュレーションに合わせた、マシンのテストが開始されています。
先日、ウィリアムズが各チームの中では始めて、大幅に変更となる2009年のレギュレーションにあわせたリアウイングでテストを行い、その風変わりな外観から見たもののまゆをつりあがらせていた。
イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙が報じるところによれば、フェラーリ・チームは早くも2009年用レギュレーションに対応させたテスト車『F2008K』を走らせたということだ。
情報筋によれば、F2008Kはエネルギー回収技術の重量をシミュレートするバラスト使用からKERSの完全パッケージまで、複数のスペックで走行可能だという
そんな準備万端なフェラーリですが、まだKERSシステムの導入には反対されています。
一方、他チームの動きはどうかというと、ことしのドライバーズチャンピオンを獲得したマクラーレンも黙って見ている訳ではありません。
まずはKERSというこれまでのF1チームでは未知の部分を共同開発する助っ人を確保しています。
フェラーリの社長、ルカ・ディ・モンテツェモーロは、F1に来年KERS(運動エネルギー回収システム)が導入されることに対して反対の意見を述べた。彼は、このシステムはあまりに高価であり、市販車の性能向上にあまり役立つとも思えないと語っている。
モンテツェモーロさんはつい先日テレビをぶち壊したくらいだから、まだ電気モノには抵抗があるのでしょうか?(^^;;;
マクラーレンは、2010年からKERSの開発をフリースケール・セミコンダクター社と共同で行う
セミコンダクターという社名から解るように、電子部品の会社です。
KERSの多くは減速時のエネルギーを一旦電気エネルギーに変換し、蓄えておいて、加速時にそれを放出するという仕組みが求められます。
それを実現するには、効率が良く軽量なコンデンサーあるいは急速充電と放電が可能なバッテリーの性能が大きく左右する筈です。
これまで内燃機関を中心に研究を続けていたエンジンメーカーも彼らの技術だでは無く、電器メーカーの技術が必要になるでしょう。
ちなみに、パナソニックは電池技術をを欲しいばかりに、サンヨーを買収しましたが、トヨタでそれを実証するにはうってつけの題材では無いでしょうか?
来期のトヨタマシンには、パナソニックとサンヨーもステッカーが貼られているかもしれませんね・・・・