新MacBookの美しい筐体、それは、1枚のアルミニュームを加工した画期的な製造法によるものだそうで、さっそくこの興味あるバラシ記事がアップされています。
恒例のバラシだ。アップルの新しいノートブックをさっそくiFixitが分解している。見応えのある写真もさりながら、実際に分解してみるといろいろな発見があるようだ。
Wiredではコストを掛けたアルミボディは、そのメリットとして、部品点数を減少させ、ネジによる簡単な組み立てを実現することでトータルコストを減少させているのでは?と分析されています。
非常に印象的なのは、部品の少なさだ――上の分解写真に表示されているのが、中に入っているものすべてなのだ。
思うに、新たに導入された堅牢な筐体設計の意義は、内部の部品にマシンの構造を支える役目を負わせなくて済むようになった、ということなのだろう。つまり、部品はただネジで取り付けられているだけなのだ。
ジョナサンアイブがスケルトンのiMacをデザインして以来、Macのデザインは中身にも拘りを見せていました。
スケルトンで見せても美しい中身の配列、更に、初めてアルミ筐体を採用した私のMacG5もアタッシュケースのようなラッチを空け、エアフローを制御する透明のプラスチック板、そして、スライドで交換できるHDベイなど感心したものです。
また2年前のMacBookでも洗練されたメモリ交換の為のレバーなど、たった1回のメモリ交換の為にここまでコストを掛けるかというくらいでしたが、新MacBookの中身は更に美しくデザインされているようですね。
また一番感心したのは、56コものネジを使ったキーボードです。
そこいらのPCのキーボードですが、あるキーを押すと回りの数個のキーまで動いてしまうものが殆どです。
一方でMacBookのキーボードのキーは1つ1つが筐体に強固に取り付けられているので、そんなことは起こりません、、、、通常コストダウンの基本はネジの数を減らすことが1つの方法でもあります。それを50コ以上のネジで実現させるなんて、Appleにしか出来ない設計かもしれませんね。
新MacBookはローエンドモデルでも手抜き無し、イベントの前まで一部では低価格ノートの発売を期待する声もありましたが、このMacBookのバラシを見ると、単にコストダウンするだけではAppleらしさは保てないことが実感できました。