Panasonic LUMIX DMC-LX3は拘り&高付加価値なコンデジ
前のエントリのように価格低下が続くデジカメ市場ですが、メーカーの方もただ指をくわえて見ているだけで無く、高付加価値のデジカメをリリースする傾向となっています。
これはRICOH GR DIGITAL、Canon Powershot Gシリーズ、そしてPanasonicは、LUMIX DMC-LXシリーズがそれにあたりますが、Panasonicの最新モデルDMC-LX3はマニアック度を増し登場しました。
日経トレンディー様がパナソニックLUMIX DMC-LX3の詳細なレポートをアップされています。
松下電器産業のLUMIX LXシリーズは、早くから16:9での撮影のおもしろさを提案してきたコンパクトモデルだ。シリーズの最新モデル「DMC-LX3」(以下、LX3)は、高画素化が進むコンパクトデジカメの中で、あえて画素数を1010万画素に抑えたり、レンズのズーム比を2.5倍とすることでレンズの描写性能を高くするなど、こだわりを持って作られた1台だ。
・あえて画素数を1010万画素に抑えた
・レンズのズーム比を2.5倍とすることでレンズの描写性能を高く
・マクロモードへの切り替えはちょっと戸惑うが、直感的に操作できるので使いやすい
・カスタムモードの登録や操作の自由度という点では、リコーに軍配を上げたい
・シャッターボタンの位置が自然に人差し指が届く位置よりずいぶん手前
・白飛びしやすい被写体でも、階調がかなりしっかりと残っている
・ちょっと作ったような不自然な印象を受ける場合がある
・色の飽和もほとんど見られず、豊かな階調が感じられる
・レンズは歪み少、周辺光量の低下も少
・逆光でもゴーストやフレアが目立たない
・どんな厳しい条件で撮影しても、よい結果を出してくるという印象
・今までのコンパクトデジカメの描写とは違うことを感じさせてくれる
・ISO800までアップするとノイズ処理の痕跡は見られるが使える範囲
・ISO400ぐらいまでならば常用しても差し支えない
・コンパクトデジカメでこのノイズならばかなりよい方
・オートホワイトバランスは、人工光源でちょっと不自然
・広角24mmで望遠60mmは画角の変化が大きく、ズーム比の小ささをあまり感じさせない
・絞り開放からかなりシャープな描写
・マクロは望遠30cmなので被写体の形を歪ませずに撮りたい時は物足りない
・液晶は3型ワイドとかなり大きく発色はちょっと派手、明るい場所や無理な角度でも見やすい
・万人に薦められるモデルではないが、こだわり派にはうってつけのカメラだろう
ということで、スペック上の直接ライバルはリコーGX200、また、こだわりという面ではGR DIGITAL II、そして、もうすぐ発売されるニコンのP6000、そして、キヤノンのG9後継モデルも予定されていますから、そんな高級コンパクトデジタルカメラの直接対決が楽しみですね。