Impress様に、先日発表された、オリンパスとパナソニックのレンズ交換式カメラの共同規格、”マイクロフォーサーズ”について、オリンパスのキーマンの方へのインタビュー記事がアップされています。
マイクロフォーサーズについて、オリンパスイメージングSLR事業本部長の小川治男氏に話を伺った。[インタビュー:本田雅一]
ということで、オリンパスが考える”マイクロフォーサーズ”についてを要約してみました。
・フォーサーズをやめるつもりは全く無い。
・フォーサーズのレンズ資産がすべて使えるように注意を払った
・AF、LVなど製品が十分に実用的な性能になるタイミングで発表した
・マイクロフォーサーズはパナソニックと共同で練り上げた。完全なオープン規格とはしない
・通信用ピンが2つ追加され位置出しを従来よりも素早くより高精度に
・ミラーボックスを入れるのは、おそらく無理
・ダストリダクションシステムは暗黙の了解
・フランジバックが約半分で20mm前後だが厳密な数値は未公開
・デジタル技術で補正を行わず、光学レベルで周辺まで結像の質が高いことが必要
・テレセントリック性は相変わらず重要
・動画も視野に入れている
・SNSサイトや動画投稿サイトと連動するような機能もあるといい
・フォーサーズのセンサーを利用したレンズ交換無しのカメラは考えていない
・レンズもコンバータは会社として応援は出来ないが、是非作ってほしい
ということで、オリンパスのデジタル一眼カメラは、フォーサーズとマイクロフォーサーズの2本立てで継続するそうです。
現行Eシステムユーザの方の中に資産の継承で不満を言われている方ご安心下さい。
というか、どこかのメーカーのようにフルサイズになっても、能力不足の5年くらい前のレンズをキットとして付属している例もあります。また、それまでのAPSレンズだって使い物になりません。
そのうちフルサイズデジタルに最適化したレンズが開発され発売されることでしょう。どうせ他社でも買い替えなのです。
私も一応、E-Systemのユーザなんですが、マイクロフォーサーズにはかなり期待しています。
一番期待するのは、ズバリ低価格化。
たとえば、E-550のレンズキットの価格は7万円ですが、そこから、ミラーのメカ、ファインダーの光学系というコストの掛かる部分が無くなり、ボディも小型化、更には、レンズというこれもコストの掛かる部品をかなり小型化できるのですから、5万円なんて軽く切れる筈です。
ボディー3万円代、レンズ1万円以下からスタート、、、なんて十分可能そうですね。