これまでハミルトンの発言でも出ていたようにマクラーレンF1が高度なシュミレーション施設を所有し、実戦にかなり約に立っているようですが、フェラーリはそれ以上のシステムを導入する予定だそうです。
フェラーリ・チームがさらに世界最新のシミュレーターを導入することがわかった。
そのフェラーリがドライビングシュミレーターの導入を依頼しようとしているのがコチラ、、、Moog inc.
Moog社のサイトを見ると、宇宙航空、そして医療分野など最先端の産業に対して、システムの提供や、コンサルティングなど幅広いサービスを展開している会社のようです。
そして特に航空産業に強く、エンジンから機体の制御や、その開発の為の計測装置まで提供しているようですから、単にドライビングスミレーターだけでなく、マシンの開発にそのテクノロジが深く関与するようになるかもしれませんね。
ドライバー気質でオールドファッションなライコネンはそんなゲームのようなシュミレーションは必要無いと言ってますが、今回フェラーリが開発するクラスのシュミレーターは単にドライバーがコースに慣れる為のものだけでは無く、マシンの開発ひいては実戦の戦略の分野にも利用される筈です。
昨年まで、テスト日数や距離制限の問題でフェラーリと他チームがいろいろモメていましたが、今後は空力も含めたマシンのテストは、フィオラノの開発研究室の中でシュミレーターを使って実質無制限の距離や回数が可能になると思われます(すでにやってる筈)
ということは、ドライバーもマシンをテストするという意味でシュミレーターで走行するのが義務になるかもしれませんね。
ということで、ドライバーとチームは実際のレースではシュミレータでやったことと同じ動作をレースでいかに正確に再現出来るか?が能力になってくるものと思われます。
テストより実戦、更に予選より決勝で強さを発揮するライコネン、そして、気分がノレば強烈は速さを発揮するバリチェロの2人のフェラーリドライバーは、既に古いタイプのF1パイロットなのかもしれません。
一方ハミルトンはF1にデビューする前からみちりドライビングシュミレーターで訓練をこなし、1年目でチャンピオン争いを演じるという驚異的な結果を出しています。