2人のカンケイ
F1のチームは2人のドライバーを走らせることになっていますが、当然最大のライバルはそのチームメートになります。
まったく同じマシンを、シーズン前から徹底的に走らせる訳ですから、2人の能力の差はそのままタイムとなり、成績となって現れます。
F1という頂点でありそこで負けることは許されないのがF1ドライバー、、、当然2人間では様々な駆け引きや、やり合いがあるのでしょうね。
その一番表面化した例の1つは昨年のマクラーレンF1のアロンソとハミルトンの確執、、、、
今年も各チーム、、、そして外野も入っていろいろ表面化して始めているようです。
【マクラーレンの場合】
まず、トルコGPの予選でハミルトンを上回るパフォーマンスを見せた、コバライネン。
ルノーのブリアトーレからマクラーレンは○ミドライバーを拾ってしまった、、、なんて辛らつな評価を与えられて放出された彼は、今F1界で一番注目されているドライバーであるハミルトンのチームメートになり、完全に影に隠れる存在になっていたのですが、今期ハミルトンの空回りで、トルコでチャンスが回ってきました。
しかしながらマシントラブルで後退、、、超残念
トルコで自身のグランプリ初優勝も可能だった”はず”とヘイキ・コバライネンが悔しがっている。
結局ハミルトンがフェラーリに続く2位を強力なパフォーマンスを見せ獲得しちゃったもんだからコバライネン超残念でした。
マクラーレンのCEOを務めるマーティン・ウィットマーシュがトルコGPを振り返り、ルイス・ハミルトンとヘイキ・コバライネンのレース展開について語った。
仮にコバライネンが勝利してたなら、2人の関係の流れも変わっていたのかも知れないのですが、次ぎの結果次第で今期の2人の関係は、また元に戻るかもしれませんね。
【BMWの場合】
そして昨年からトップ2チームに迫る勢いを見せている、BMWザウバー、、、フェラーリとマクラーレンという無敵チームを破って堂々のポールポジションを獲得した、クビサ。
いま一番評価アゲアゲのドライバーです。
当然BMWは手放す訳には行きません。
英『オートスポーツ』によれば、『BMWザウバーF1』チームは今季いっぱいとされるロバート・クビサ(23歳)との契約をさらに1年延長すべく交渉を開始したということだ。
まず、台頭のきっかけとなった昨年を振り返って見るとBMWはベテランであるハイドフェルドによってその速さを確証し今期の勢いに繋がった訳ですが、一方の若いクビサ、それまでハイドフェルドに遅れを取ることが目立っていたのが、昨年のカナダGPの大クラッシュ以来不思議な好調を維持するようになりました。それが今年まさかのポールポジションを始め、予選から決勝まで殆どクビサがハイドフェルドを上回る結果をたたき出してしまっているのです。
面白く無いのはハイドフェルド、、、マスコミもツッコミ入れていますが、イラっと来ているようです。。。。
トルコGPでまたしてもチームメイトのロバート・クビサを下回る結果となったBMWザウバーのニック・ハイドフェルドだが、チームからのプレッシャーはないと主張する
【ホンダの場合】
複雑なポジションに置かれているのが、ホンダF1のバリチェロ。
トルコGPでは、F1ドライバー最多出場記録を樹立し、チームからも特別カラーリングを施してもらうなどお祝いムードなのですが、、、
最多出走記録を祝うも、
最後に入賞を果たしたのは2006年ブラジルGP・・・
Honda Racing F1は今シーズン末に契約が満了するルーベンス・バリチェロと、まだ話し合いを始めてはいないようだ。
そうです、バリチェロはここ最近というかまるまる1年以上まったくと言って良いほど成績を収めていない訳で、なんとかギリギリポイントをゲットしているチームメイトのバトンに対して端から見てもピンチ状態。
更に、スーパーアグリの撤退で、ホンダF1お抱えドライバーの2人、チームと同じイギリス人のデビッドソン、そしてHONDA=日本人である佐藤琢磨さんの2人はホンダF1のシートに復帰する声もちらほら、、、ますますバリチェロさんのシートが、、、
【フェラーリの場合】
そしてフェラーリも、昨年超スーパーラッキーでチャンピオンを獲得したライコネンは当然今期もその最有力候補=ファーストドライバーの筈なんですが、マッサが微妙に調子が良いんですよね?
公式には認めていないものの常にナンバーワンが存在するとされるフェラーリ・チームにとって、今季のそれはキミ・ライコネン(28歳:フィンランド)のほうであると理解されている。
波はあるけど、ノリノリの時のアタックが凄いマッサ、トルコGPでは3年連続ポールtoウィンと、超一流の結果をのこしちゃったもんだから、普段クールなライコネンとも言えど汗、、、
マッサの方も、今回の勝利を楯に、自分の能力をアピール、、、、
3年連続でトルコGPのウィナーとなったフェリペ・マッサだが、彼は自分が特定のサーキット限定で強さを発揮するドライバーだという一部の見解をきっぱり否定した。
そして、フェラーリのシートを狙っているアロンソの存在もちらついています。。。
そんな、フェラーリの状況を完全に外野からチャチャ入れているお方もいらっしゃるようで、、、
フェリペ・マッサが今年のトルコGPでも優勝し、イスタンブールで3連覇を達成したにもかかわらず、ラルフ・シューマッハはフェラーリにおける”ナンバー1″ドライバーは明白であり、またそれはマッサでないと考えているようだ。
皇帝シューマッハの弟、ラルフ・シューマッハは兄貴つながりでしか関係無いフェラーリF1の2人のドライバーについて、面白がっているようで、、、、他人事なもんだから?;;;^^)
ということで、今期のF1既に大接戦な訳ですが同チーム内での戦いも注目ですね。
【参考】
トルコでの速さ
58周で争われたトルコGP決勝でファステストラップをマークしたのは、3位表彰台に上ったフェラーリのキミ・ライコネンだった。