現在KTMの大排気量シングルエンジンは、LC4というエンジンと、本来はモトクロッサーに搭載されているレース用のシングルエンジンの2種類があるようです。
現在のモトクロスは4ストローク化に伴い、450ccと250ccのクラスとなっているようですので、モトクロッサー用のエンジンは450cc中心の排気量、となります。
一方、LC4はそれ以上の排気量、600ccのエンジンが中心となっているようで、エンデュロー用、もしくは一般市販されるオフロードバイクに搭載されているようです。
つまり、LC4は耐久性を重視したエンジンということでしょうか、、、
実際、KTMのディーラで聞いたのですが、LC4については普通の市販バイクと同じメインテナンス、つまりオイル交換を3000kmくらいでその他は主に車検毎、でやればいいのに対して、モトクロスエンジンの方はマニュアル上のオイル交換時期は走行時間で記述されおり、その他バルブクリアランス調整も頻繁に行わなければならないとのことです。
ちなみに、その走行時間通りにオイル交換を実施すると約500km、、、ただ、オイルはレース用ということもあり最小限の量1.25Lしか入っていない(LC4は2.1L)のでお金的にはそんなに問題ないようですが、、、、
ということで、その他冷却水、ピストンリングなど含めるとレーシングエンジンと同じメインテナンスは辛そうですね!
で今回試乗する予定の、EXC-Rモタード仕様は、このモトクロッサーをベースに日本でナンバー登録が出来る525EXC-Rにロード用タイヤを入れる為のホイールと大径ブレーキと大型キャリパーにスワップしたモデルのようです。
つまりモトクロッサーのエンジンを公道で味わえる貴重なマシンということでしょうか?
ちなみに、525と言っても排気量は510cc、モトクロスレギュレーションの450ccをボアアップした排気量無制限のモタードレギュレーションに合わせたもののようです。
KTM Japan
こちらは公道走行が可能なモトクロッサー 525 EXC-Racing
こちらは525のモタード純レーシングバージョンである、525SMC。勿論公道走行は出来ません、、、、